「プチっとした食感と、真っ赤でつやつやした見た目。」これを聞いて思い浮かぶ食べ物はなんですか?
そう、イクラです!
そのイクラの生産現場である北海道に行ってきました!
この記事では、鮭からイクラになる過程を皆さんにご紹介します。
実際に訪問したことで生産者さんの苦労や命の尊さを体感し、今まで以上に「いただきます」と「ごちそうさま」の言葉を大切に思えるようになりました。
そんな貴重な経験をまとめた訪問記、いざスタートです!
イクラの生産地・北海道訪問記!
今回、お邪魔したのは長万部にあるイクラの加工場。
この工場で加工されているイクラには、美味しさにつながるポイントが4つありました!
美味しさポイントその①
水揚げからは時間勝負!
鮭の水揚げから約3時間という速さで、鮭が加工場に届きます。
水揚げをされた直後は、まだイクラはお腹の中で生きているんです。
そんな親(鮭)が新鮮なうちに魚卵を取り出すのですが、これには理由があります!
それは、卵が活きた状態であることによってその卵が調味液を吸ったり吐いたりし、味が回るからです。
そのため口に入った瞬間、ぷちっと弾ける食感になります!
イクラ好きの方は、この食感がたまりませんよねっ!
美味しさポイントその②
職人さんの手作業
1つ1つ大きさも形も違う鮭。そのため機械ではなく、職人さんが手で筋子をもみほぐします。
この手作業を私も体験させていただいたのですが、これがまた難しい!!!!
職人さんの技術の凄さを知りました。
まずは筋子を網目にこすり付けるのですが、潰れないようにそーーーっと行わなければいけないため、大集中!
でも、ここでまた問題が・・・
筋子からいくらが外れない!
「えっ!潰れてはいないけれど外れてもないぞ???」と、頭の中で焦ってきました。笑
焦る私に職人さんからアドバイスが。
「小指に力を入れてみて!」
力を入れてみたところ(結構なパワー!笑)、ようやく筋子から外れてくれました。
新鮮な状態のいくらは、皮も丈夫で破れにくいんですね!
美味しさポイントその③
特製の醤油だれ
職人さんの素晴らしき手によって捌かれたイクラは、洗浄と殺菌を経て、特製の醤油だれに漬け込まれていきます。
この特製ダレは、イクラの味が活きるように少しトロみのある醤油ダレで、九州のたまり醤油を目指して作られたそうです。
特製ダレへの漬け込み時間は、1時間30分程度。
企業利益のために原価の安いものを作ろうと思えば、タレをイクラに沢山吸わせれば良いのだそうですが、この工場では納得のいく味に仕上げるため漬け込みすぎないように配慮をしているそうです。
柔らかな甘みがいくらに溶け込むことで、あのヒット商品が生まれているんですね!
美味しさポイントその④
一粒ずつの検品作業
そんな特製のオリジナル醤油だれに漬け込み、検品へ。
この工程にも驚きが隠されていました。
職人の皆さんがピンセットで検品していたんです!
きちんとバラバラになっているか、筋子のスジが残っていないか、などを丁寧に確認していました。
イクラ一粒には、さまざまな人の手がかかっているのですね!
まとめ
そんな4つのこだわりの詰まった、北海道産イクラ。
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