秋の風物詩、「さんま」の話

サンマ氷漬け とと

さんまの特徴

左右に押しつぶされたような形をしており(側偏)、身体は細長いです。全長は40センチ程度。

銀白色の腹面と、「青みがかった黒」の背面

身体の真ん中あたりに腹びれがあり、身体の後ろのほうに尻びれや背びれがあります。

また、尻びれや背びれの後ろには、小型のひれがついています。

下アゴの先端はオレンジや黄色であり、上アゴよりも下アゴが前に出ています。

日本全域から米国西岸までの、北太平洋外洋に生息しています。表層にいます。

春~夏頃にかけて、黒潮海流から新潮水域に移動し、エサを求めます。そして、8月半ばあたりから南に移動し始めます(これが北大西洋のさんまの動きです)。

日本海でも同様の動きをし、季節に沿って北へ、南へ動きます。

北西太平洋における産卵期は、

伊豆諸島沖~薩南海域:1~3月頃

三陸・常盤沖:4~6月頃、9月~12月頃

となっており、日本列島においてはほぼ一年中産卵していると言えます。

浮遊物や「ホンダワラ類」に卵がくっつきます。

2年ほどで生涯を終えます。

北西太平洋においては7月、流し網(小型船を使います)のさんま漁がスタートします。

少し経過してから「棒受網漁」が始まります。

そして漁をする範囲が、襟裳岬~根室沖から、千島列島南部~襟裳岬と広がっていきます。

「襟裳岬~根室」に向けて、太平洋沖合から「さんまの群れ(大きなものがメイン)」がやってくるのが8月20日~9月10日頃のことであり、この時期がさんま漁のピークとなります。

10~11月頃まで漁が継続し、以降は三陸沖、常盤沖へと「さんまを獲る場所」が南に移動していきます。

さんまの美味しい食べ方

やはり塩焼きが定番です。

新鮮なものであれば、寿司や刺身としても食べることができます。

また、干物(みりん干し、開き干し、丸干し)、缶詰(蒲焼、水煮)、いずし、ぬか漬けなども人気です。

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