なまずの特徴
なまずの下アゴと上アゴには、それぞれ1対のヒゲがついています。粘液の影響でぬるぬるしており、鱗はありません。
主に北海道南部から九州、中国東部、台湾、朝鮮半島西に生息しています。河川の流れが穏やかな場所、沼、池、農業用水などの「砂泥底」にいます。
5~6月頃に産卵します。
琵琶湖の付近では、産卵の時期になると、「田植えが済んだ水田」や「内湾」に大量のなまずが入り込みます。そして、メスのお腹のところにオスが巻き付いて産卵を行います。
体長は60センチほどです。
なまずの種類
ちなみに日本国内にはcheck「なまず」「いわとこなまず」「びわこおおなまず」の3種類がいます。
いずれも「なまず類なまず科」ではあるのですが、一般的に「なまず」と呼ばれているのは、最初に挙げた「なまず」だけです。
そして、「いわとこなまず」と「びわこおおなまず」は琵琶湖水系にしかいません。
なまずの美味しい食べ方
なまずの旬は秋です。
軟らかい白身魚であり、淡白な味わい。
天ぷら、蒲焼き、ミソ煮などが人気です。
アメリカなまずの特徴
北アメリカを原産地とするアメリカなまず。
「チャネルキャットフィッシュ」とも言います。
「ギギ」という魚に似ており、「日本のなまず」にはあまり似ていないと感じる人が多いようです。尾びれに深い切れ込みがあり、口ひげは8本。
体長は130センチほどで、スポーツフィッシングや養殖のために重宝されています。
世界の様々な場所に移植・養殖されましたが、定着してから、「もともとその場所にいた生物」にマイナスの影響を及ぼしています。
日本に導入されたのは1971年頃。霞ヶ浦に導入されたのはそれから約10年後のことであり、1994年くらいから、加速的にアメリカなまずが増えました。
「特定外来生物」に分類されており、「生態系等に被害を与える可能性がある」と認識されています。
アメリカなまずの美味しい食べ方
白身でクセが少ないです。
刺身、バター焼き、ムニエル、フライなどが人気。
米国では、フィッシュアンドチップスの材料としても知られています。
ミシシッピ川流域などで養殖されたアメリカなまずが、三枚おろし(フィレ)にされたものなどが輸入されています。
岐阜県の中には、「河ふぐ料理」として養殖したアメリカなまずを提供しているところもあります。
アメリカなまずの身には歯ごたえがありますから、それを「ふぐ」と表現しているのでしょう。鍋、焼き物、刺身などとして食されています。
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