栄養たっぷり、サバのお話

真鯖 とと

青魚の中でもDHA、EPAがなどの栄養が豊富なサバ。日本各地で漁獲されるため、味噌煮やシメサバなど多くの調理法で親しまれています。今日は、そんなサバについて、生態や栄養、旬やおいしい見分け方についてご紹介します。

美味しいサバの豆知識

生態

サバは背が青い「青魚」の一種。みなさんも一度は食べたことはある魚ではないでしょうか。

日常店頭で見かけるサバは、check大きくわけて「マサバ」と「ゴマサバ」の2種類があります。

個体によっては見分けることがとても難しいものもありますが、一般的にゴマサバは身体に黒い斑点模様がたくさんあるサバです。また、体つきに関していうと、ゴマサバはマサバに比べてやや丸っこい身体をしています、

サバは日本近海に広く分布しています。日本海側の分布は北海道のオホーツク海岸から九州南岸。

太平洋側は全域で、瀬戸内海、屋久島付近まで分布。その他朝鮮半島南岸から済州島、台湾、フィリピン、太平洋沿岸の温帯から亜熱帯域に広く分布しています。

ゴマサバは日本では伊豆諸島から南の暖かい海域に分布しますが、夏場の回遊で、東北まで北上します。南海では南シナ海まで分布しています。

 

栄養

サバは青魚の中で最もよく食べられている魚の一つで、checkたんぱく質はもちろんDHA・EPAの他、ビタミンB2・B6・B12、ビタミンDなど、栄養が豊富な魚です。特に、DHA、EPAの含有量は、食材全体の中でもトップクラスです。

「食べると頭がよくなる」と言われるDHAは、脳の中に直接入ることができる数少ない物質で、脳細胞の「シナプス」と呼ばれるつなぎ目の流れをスムーズにする働きがあります。

EPAは血管の中に入り込み血液の流れを良くする働きがあり、脳梗塞な心筋梗塞のリスクを下げることに役立つと言われています。

また、悪性貧血の予防や肩こりの解消に効果があると言われているビタミンB12や、骨の健康をサポートするビタミンDも豊富に含まれています。

マサバとゴマサバは旬が違っていて、脂が乗ってくる時期がちょっとずれています。

一年の中で最初に脂が乗ってくるのがゴマサバで、旬が夏場になることが多いです。その後、秋になってくるとマサバに脂が乗ってきて、旬を迎えます。

一般的にはマサバの方がゴマサバに比べて美味しく、高級というイメージを持たれることが多いですが、旬の時期のゴマサバはマサバに負けない脂のりで、十分美味しく食べることができます。

おいしいサバの見分け方

スーパーなどでサバを選ぶときには、以下のポイントに気をつけると鮮度の良いものが手に入るでしょう。

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  1. ①お腹に弾力があり、しっかりしているもの
  2. ②皮・身が崩れていなくて、ハリがあるもの

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