メロンは買うととても高いです。しかも、甘いメロンもあれば水っぽいものもあり、果物は当たりはずれが多いです。
もし家の庭でみずみずしくて甘いメロンが作れるなら、どう思いますか。メロンは家で食べるおやつにも人にあげるにも、おすすめの果物です。ゼリーやパフェなど、加工しても美味しいのもメロンのいいところでしょう。
ぜひ庭で美味しいメロンを育てて、食べてみてください。
メロンの特徴は?
メロンはウリ科キュウリ属の野菜です。もともとは、インドやアフリカから来たとされています。
よく見かける、皮に割れたようなネットと呼ばれる模様のある高級メロンから、つるりとしたそこそこの値段で買えるメロンまで、さまざまな種類があります。
キュウリ属というだけあって花はキュウリ似ていて、夏の終わりから秋にかけて実をならせるでしょう。
メロンの育て方
メロンは、管理方法やコツを知っておくだけで上手に美味しいメロンを育てることができます。
せっかくなので、庭で甘くておいしい高級メロンを育ててみてください。無農薬で育てることができれば、子供からお年の方にまで美味しく食べられるでしょう。
メロンの苗を植えよう
メロンは種から育てることもできますが、家庭菜園の場合は苗を購入する人も多いでしょう。
ちなみに、我が家では苗を購入して育てます。種から育てると培養土やポットなど、余分に手間とお金がかかるからです。
苗を植えるcheck2週間ほど前には、畑に苦土石灰や元肥を入れて耕しておくといいでしょう。
畝を作ってマルチを敷いておきます。水はそこまで大量に必要ではなく、むしろ水が多すぎると根腐れを起こしてしまうので注意がします。
夏が旬のメロンは、高温に強く乾燥を好みます。そのため、水はけがよく日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。
蔓の下には藁をしこう
check蔓が伸びてきたら下に藁を敷くのがおすすめです。
伸びてきた蔓は3本から4本ほど残して、後は切ってしまいましょう。また、伸びすぎた蔓も切ってしまいます。
蔓ばかり無駄に伸びてしまうと、栄養素がそちらにとられて実がつかなくなる危険があるからです。
ちなみに一つの蔓に2個以上実がついてしまったときには、3個目からは取り除いてください。実が付きすぎても、大きくて美味しいメロンは作ることができません。
受粉をすると実が付きやすい
放っておいても結実しますが、確実ではありません。確実に実を付けるためには、人工授粉がおすすめです。
時間は朝の9時から10時の間に行い、雌花が付いたら試してみましょう。我が家では一度目に昼頃に行って、全くうまくいきませんでした。
人工授粉をするときにはできるだけ時間を守り、受粉した日をラベルなどに書いて実の近くの蔓にまいておくといいでしょう。日時を記録しておくことで、収穫の目安にもできます。
追肥は?
実が付いたら、check根の近くに一握り程の化成肥料を与えるといいでしょう。なくても大きくならないわけではありませんが、追肥があることでより実が大きく甘く育ちます。
追肥は化成肥料で十分で問題はありませんが、これを上げてみたい、という肥料があればぜひ試してみてください。
ただし、肥料を与える時には、用法や容量を良く守って与えるようにしましょう。
収穫しよう
収穫時期はメロンの種類によっても違ってくるので、まずは自分がどの種類のメロンを育てているのかを、把握しておきましょう。
皮にひび割れができないタイプのメロンは、45日から50日程度で収穫が可能になります。ひび割れができるタイプのものは、55日前後で収穫が可能です。
ちなみに、checkメロンは収穫時期が近づいてくると葉が枯れ始めてくるのでわかりやすいです。
全体が黄色くなってきたら実が完熟してきたというお知らせなので、早めに収穫してしまいましょう。
熟れすぎると中が割れて、ものすごい甘いにおいを周囲にまき散らします。
メロンは完熟したらすぐに割れてきます。炎天下で完熟メロンが割れてしまうと熟れ切った臭いがものすごく、またさまざまな虫を引き寄せるのでそうなる前にはすべて収穫してしまいましょう。
病気にも注意しよう
うどんこ病やべと病など、メロンを襲う危険な病気は多くあります。特にカビが原因の病気は広がりが早く、ほかの植物にまで伝染する恐れがあるので素早い対処が求められます。
また、つる割れ病のような、蔓が一筋すべて枯れてしまう恐ろしい病気もあります。これは対処法がなく、発症したらすぐに抜き取ることをおすすめします。
またつる割病が発生することで、その場所では5年間ほどはメロンを栽培することができなくなります。
もちろんメロンだけでなく、同じウリ科のスイカなども栽培できません。十分に注意しましょう。
まとめ
メロンは栄養豊富で美味しい野菜ですが、高価でなかなか購入することはできません。そんなメロンが庭で栽培できたら、非常に助かるのではないでしょうか。
そのまま食べてもシャーベットにしても美味しく食べられるため、夏の暑さが残っている季節には最適です。
ぜひ庭で無農薬の美味しいメロンを育てて、美味しく食べてみてください。
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