【家庭菜園の知識】パプリカを育ててみた

パプリカ ととじゃないけど

パプリカはピーマンに似ていますが、肉厚でピーマンよりも大きく育ちます。またカラフルで赤やオレンジ、黄色などの色があるため、料理の彩りにも使えるでしょう。

薄く切ってサラダに入れるのも、野菜炒めに入れるのもおすすめです。さまざまな使い方ができるパプリカを、ぜひ家庭菜園で育ててみましょう。

パプリカの特徴は?

パプリカはナス科トウガラシ属の植物で、ピーマンとよく似ていますが肉厚で苦みがありません。

またさまざまな色がありますが、色によって含まれる栄養素も違ってきます

そんなパプリカは、収穫するまでにかなりの期間が必要です。なぜなら、実が大きくなってから色づくまでに時間がかかるからです。

栽培は難しく、それだけに挑戦のし甲斐がある野菜といえるでしょう。

パプリカの育て方

パプリカの育て方は、実はピーマンとさほど違いはありません。ただしピーマンよりも弱いため、しっかりとした細かい管理が必要になります。

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家庭菜園初心者には難易度がかなり高く、特に太陽の光や水のやり方に注意が必要になるので、気を付けましょう。

パプリカの苗を選ぼう

パプリカは種から発芽させることもできますが、ホームセンターなどで苗を購入して定植するのが一般的です。通常家庭菜園では、種から植えるほど大量に必要としないからです。

パプリカの苗を選ぶときには、check茎は太くしっかりしたものを選び、特に害虫や病気が付いていないかどうかを確認してください。

また葉の先が枯れていないか、みずみずしい緑色をしているかなどもきちんと見ておくのがおすすめです。

植え付けの時期は5月から6月ごろで、気温が上がりきらない初春に植えるようにしましょう。

地植え以外にも鉢植えやプランターでも植えることはできますが、植える穴は深く掘りすぎないようにしましょう。

また、株と株で影ができないようにしっかりと間隔を取って植えるのがおすすめです。

ワンポイント!

種から育てようと思うと、苗にするだけで3か月近くもかかってしまいます。それほど時間をかけるのであれば、苗を購入する方が効率的です。

日光と連作障害に注意

パプリカは日光を浴びなくては育ちが悪くなり、実にもいい色はつかなくなってしまいます。そのためcheck植えるのであれば、日当たりのいい場所にしましょう。

また、ナス科であるためcheck同じナス科のナスやピーマン、トマトなどは一度植えた場所には4年ほどは植えないようにしてください。

連続してナス科の植物を同じ場所で栽培すると、土の中の栄養素が足りなくなり連作障害を起こして上手く育ちません。

我が家では真夏は遮光ネットをかけて、日光を3割程度カットしました。真夏の強すぎる直射日光は、パプリカを日焼けさせたり腐らせたりします。

せっかくなった実が日焼けしている、葉の先が茶色く変色してきたなどあれば、遮光ネットを試してみてください。

水やり

パプリカは乾燥には弱いので、夏場は特にしっかり水やりをするのがおすすめです。

とはいえ、実に直接水が当たると日焼けや腐れの原因となってしまうので、check水はできるだけ根元にかけるようにしてください。

特に、真夏の高温になる時期と日差しには要注意です。

花を摘み取ろう

パプリカはピーマンと同じで、株が小さくても花を咲かせます。

しかし、株が育っていないのに花が咲いて実がなってしまうと、成長に必要な栄養素もすべて取られてしまって株がそれ以上大きくなりません。

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そのため、初めに咲いた花はすべて摘み取り、株の成長を妨げないようにします。

肥料はたっぷり

パプリカは肥料をたくさん必要とする植物です。株や実が大きくならないといったときには、まず肥料切れを疑ってみてください。

月に1度ほど化成肥料を株から離したところにまき、土と軽く混ぜ合わせてくといいでしょう。

いらない脇芽はとってしまう

パプリカは中央に延びる太い茎のわきに、芽が出てきます。いわゆる脇芽というもので、これは伸びてきたらバッサリ切ってしまいましょう。

ちょっと放っておいたら花や実をつけたから切るのがもったいない、と思う人もいますが思い切って切ってしまってください。

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残しておくと栄養がそちらにも回ってしまい、大きくて肉厚のいいパプリカができません。

収穫時期は色がしっかりついてから

パプリカは、実が大きくなってから色が付くまでに1か月ほどかかります。そのため収穫までに非常に時間がかかる野菜です。

我が家ではうっかりピーマンと同じ列に並びで植えてしまったために、ピーマンと間違えて緑のまま収穫してしまいました。肉厚で美味しかったですが、残念でなりません。

パプリカは色がつくまでゆっくり待ってから、収穫しましょう。

まとめ

パプリカは、育てるのが難しい野菜です。

一番の問題は、色が付くまでに時間がかかり、途中で雨にあたったところから腐ってきたり、直射日光で焼けてしまったりと実が雨になってしまうことが多いからです。

家の中に取り込める鉢植えやプランター栽培のほうが、向いているかもしれません。

しかし、購入するとなるとそれなりに高い野菜でもあります。

栄養豊富で使い勝手もいい野菜でもあるので、ぜひ自宅の庭で美味しいパプリカを栽培してみてください。

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