うー大漁!ととラボを魚卵(ぎょらん)の皆様、ご無沙汰しており鱒(ます)!日本さかな検定一級を持ち魚をテーマにしたネタを披露する水産系ピン芸人のさかな芸人ハットリです。
先月まで3回にわたり深海生物の食レポをお届けしてまいりました。というのも昨年の11月から「深海生物を200種類食べるまで捕獲した魚介類以外食べないチャレンジ」という自主企画をYouTubeとブログで展開していたんです。
その企画が無事、3月半ばで完遂できました!
過去3回の深海生物についての食レポを是非とも見ていただけると嬉シイラです!
そして深海企画も終わったということで今回はあえて深海とはある意味、真逆の場所、山を流れる渓流の魚の話をしてみましょう!
さかな芸人ハットリ渓流お魚編
多くの地域で冬の禁漁期間が終わり、3月から渓流釣りが解禁され鱒。それもあり、ニシンやメバル、サヨリなどと並び渓流魚であるヤマメやアマゴも春告魚と呼ばれることがあるのです。
美しいヤマメ
こちらはヤマメ。山女、山女魚と漢字で描くようにどこか女性的な雰囲気を持つとても美しい魚です。
分類上はサケ目サケ科サケ属。体に並ぶ小判模様はパーマークと呼ばれサケ科の子どもの特徴なのですが、ヤマメと次に紹介するアマゴはパーマークが成長しても消えません。
ヤマメもサケの仲間だけあり海に降るのですがその場合はサクラマスになってパーマークも消え鱒。ヤマメとサクラマスは同じ魚で、川に残ったまま成魚になるものをヤマメと呼ぶのです。
ヤマメにそっくりなアマゴ
そしてヤマメとそっくりな魚が先程から名前のでているアマゴ。
ヤマメとアマゴは亜種の関係にあり、アマゴが海に降るとサツキマスに名前が変わり鱒。
見た目の違いはcheckアマゴには赤い点があることです。
ヤマメとアマゴはもともと分布する場所が分かれていたのですが、釣りのための放流によってそれが曖昧になってしまい、遺伝子汚染などの観点から問題視されてい鱒。
日本で最も標高のある場所に居るイワナ
そしてヤマメやアマゴよりもさらに山奥に生息し、日本で最も標高のある場所に棲む魚がイワナです。
イワナには北海道や東北にいる白い点の大きなアメマス(エゾイワナ)、放流が盛んに行われているニッコウイワナ、西日本の一部にいるヤマトイワナ、山陰のゴギの4亜種がい鱒。さらに北海道のオショロコマと、その亜種のミヤベイワナが日本在来のイワナ属です。
サケとヤマメとアマゴはサケ属。イワナはイワナ属。ヤマメとイワナより、サケとヤマメの方が近いのはなんだか不思議な感じもし鱒。
僕は以前、『300種類の魚を釣るまで、自分で釣って調理した魚以外、食べないチャレンジ!』という自主企画で日本を一周して4亜種全てのイワナを釣りました。
その記録と写真は4/12にKADOKAWAより発売の僕の書籍check「日本一魚好きな芸人の魚図鑑」にて紹介して鱒ので、是非そちらを魚卵くださいませ!
僕はよく、さかな芸人として活動するようになったきっかけを聞かれるのですが、その最初は渓流スタートなんです。
父の趣味が山登りと渓流釣りだったので、小さなころから連れられておりました。
さらには祖父母の家が山梨にあり、その脇を流れる小さいせせらぎにはイワナとアマゴがいて、その魅力に少年ハットリは取り憑かれたのです。
海キャラを全面に押しだしている割に魚に触れるようになった最初のきっかけは山なんかい!というのを今回のオチにさせていただき鱒!
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