今回は家庭菜園でレタスを作ってみました。レタスは結球しないリーフレタスや半結球のロメインレタス、結球の必要な球レタスなどがあります。
我が家ではロメインレタスやリーフレタスはあまり需要がないので、今回は球レタスを作りました。写真付きで作り方を紹介するので、よかったら参考にしてみてください。
レタスとは
レタスはこう見えてキク科の植物です。全然キクに似たところない、と思うかもしれませんが、案外種はよく似ています。
栄養が豊富で、サラダなどには欠かせない野菜です、しかし熱を通しても美味しく食べられるため汁物や炒め物など、幅広い用途で食べることができるでしょう。
レタスを育ててみよう
レタスは基本的には年間を通して種をまくことができます。しかし、check高温になると栽培には適していません。
そのため寒冷地であれば夏でも栽培できますが、中間地であれば春まきか秋まきをおすすめします。
種類も多く形状も全く違ってくるため、好みに合ったレタスを育てるようにしましょう。
土を作って種をまこう
レタスは酸性の土ではうまく育ちません。そのため、種をまく2週間ほど前には肥料とともに苦土石灰を入れておき、なじませます。
土づくりをしたら地植えで直接植え付けることもできますが、我が家ではいったんポットに植えて苗を作りました。
土は種が少し隠れる程度に覆いますが、水やりの時に種が土と一緒に流れてしまう可能性もあります。そのため少し面倒ですがポットに植えて水を張ったバットの上に置き、土から給水する方法を取っています。
どうしても夏に種をまきたい場合は、種をガーゼやペーパータオルなどに包んでいったん水につけ、冷蔵庫などの冷暗所で一晩水を吸わせてからポットなどに植えましょう。うまくいけばわずか2、3日で芽が出ます。
間引きと水分管理
check風通しがよく、日当たりの良い場所で直接雨が当たらないようにして苗を育てます。ポットの場合は本場が出てきたころに2本を残して間引き、さらに本場が2、3枚になったころに1本立ちさせます。
レタスは乾燥には弱いですが、過度な水分も禁物です。水を与えすぎると、あっという間に根腐れを起こして枯れてしまうでしょう。
そのため、水やりは朝方にし、夕方には土の表面が乾く程度がちょうどいいです。
定植しよう
苗が大きくなって、本葉が5、6枚になってきたら定植してください。
畝を作って、マルチを敷きます。畝を作る2週間ほど前には、種まきのところに書いたように肥料と苦土石灰をまき、土を作っておくのがいいでしょう。
マルチを敷いておくとほとんど草取りの櫃夜がないので、おすすめです。
結球するレタスであれば、株間は大体30センチから40センチがおすすめです。植え付ける前に苗にはしっかりと水を含ませておくといいでしょう。植え付けた後にもたっぷりと水やりをします。
防虫ネットを兼ねた寒冷紗で全体を覆うことで、苗を守ることができます。通常苗がある程度大きくなったら外しますが、今年はやたらと害虫が多かったので我が家では収穫直前まで張ったままにしていました。おかげで虫も来ず、防虫スプレーもする必要がなかったので子供にも安心して食べさせられます。
収穫をしよう
球レタスは真ん中にうまく結球すると収穫時期です。程よく大きくなってきたら指で突っついてみるといいでしょう。そこそこ硬くなっているようなら、うまく結球しているということで食べごろです。
根ごと引き抜く必要はなく、玉の部分だけ芯を包丁で切って収穫します。
早朝に収穫すると、味がよくシャキシャキしたレタスを食べることができます。
ちなみにレタスは結球し始めてから約1か月で収穫できます。気が付いたら大きく球ができていた、ということもあり油断しているとトウがたって硬く、美味しくなくなるので収穫時期を逃さないようにすることが大切です。
害虫には注意
レタスは害虫や病気に注意が必要な作物です。害虫であれば、アブラムシには気を付けましょう。
しかし最も気をつけたい害虫は、実はナメクジやカタツムリです。レタスの葉の上を這いまわり、葉っぱを食べてしまいます。
よく洗わずに食べると危険な寄生虫がいることもあるため、収穫後はしっかり洗ってから食べるようにしましょう。
ちなみに危険なのは害虫だけではありません。病気はべと秒に注意する必要があります。また葉っぱが腐ってしまう病気などもあるので、気になるなら防虫剤や殺菌剤などを散布し、予防を心がけましょう。
ただし、レタスは葉を食べる野菜であるため、結球し始めたら薬剤の散布はしないでください。
まとめ
熱を通しても食べられますが、特にサラダで食べるのが美味しいレタスはサンドイッチなどを作るときにも重宝します。
しかし時々テレビニュースにもなるように、カタツムリなどにいる寄生虫には要注意で、食べる時にはしっかりと洗ってからにしてください。
そこさえ気を付けておけば水の管理をうまくするだけで比較的育てやすく、家庭菜園向きの野菜であるため、ぜひ挑戦してみましょう。
コメント