金魚や熱帯魚の飼育をしたことがある人なら経験があると思いますが、お世話を放置しているとこれらの種類はあまり長生きをしなくなってしまいます。
水質が悪化したり水槽の中が過密状態になって、それぞれの個体がストレスを感じる様になってしまうからです。
ところが、checkメダカはビオトープなどの環境が完成していれば特にお世話をしなくても普通に生き続けてくれるので、本当に初心者で魚を飼育してみたい人にお勧めのペットだと思います。
そんなメダカは、一体どの程度まで放置していても大丈夫なのでしょうか。
また、卵を産んだのを見つけた時は、一体何をして稚魚を飼育すれば良いのかを説明して行きましょう。
初心者のためのメダカの飼い方
1冬になって寒くなってきた時のビオトープは一体何をすれば良いのか
夏場のビオトープは、水面に蚊がやってきて卵を産み付けてボウフラを発生させますが、メダカはこのボウフラを好物としてくれているので、checkベランダにビオトープを作っていると部屋に蚊が入り込みにくくなるのでお勧めです。
更に、どこからともなく水槽の縁や水面にアマガエルが集まって来るので、蚊の成虫もカエルに食べられて居なくなるので、夏場は蚊取り線香要らずになるので便利です。
ところが、秋から冬に入って来るとカエルは冬眠して水槽から居なくなってしまいますが、餌となる蚊も居なくなるので特にその辺りの心配はいらないでしょう。
寒くなって水温が下がってもメダカは耐久温度の範囲が広いので、check水面が凍って水中に閉じ込められても、水が完全に凍結しない限りは生存し続けることが可能だったりします。
それでも水槽が完全凍結する可能性を捨てきれない場合は、水槽の温度を安定させるために保温効果のあるアルミシートなどを水槽に巻いて温度管理をすると良さそうです。
冬場のビオトープの天敵は水槽の水の完全凍結なので、これをさせないようにしっかりと保温して欲しいと思います。
これで一冬を越せれば後は問題無いので、冬場だけは水槽の水の温度管理だけをやって行くと良いでしょう。
2メダカが水草に産卵したら、水草を別の空いている水槽に入れてしばらく放置する
メダカは、水中にセットしている水草に卵を産む事が多いので、ビオトープでも毎日産卵していないかチェックしてみてください。
透明の1mm程度の粒粒が付いて居たら、それがメダカの卵です。
水草を外して何も居ない水槽に水草ごと入れたら、あとは孵化して来るのを待つだけです。
大体10~13日程度で孵化するようですが、気温が低くなってきた時期では更に孵化するまでに時間がかかるので、稚魚用の卵を入れた水槽は室内に入れて温かい環境で孵化を待つと良さそうです。
孵化すると、目が悪い人だと裸眼でも眼鏡でもあまり見えない大きさの稚魚が水槽を泳ぐようになって来ます。
稚魚が産まれたら早速何かをしなければ!と思われる人が多いかも知れませんが、親と同様に強い水流の中では活動出来ませんので、しばらくの間は小さな稚魚が水中を一生懸命泳ぐさまを見守って行ってください。
餌はしばらくの間は水槽に入れた水草などで大丈夫だと思いますが、check負荷した稚魚の個体数が分かって来たら微細な粒子の餌を水面にまくと良いでしょう。
稚魚はある程度の大きさにならないと肉眼で確認しづらいので、最初のうちは水槽の中では過密状態になっていると考えられますが、稚魚の身体の色合いがハッキリと見える状態になるまではそのままの水槽でも大丈夫なので、焦って水槽を替えたりしないで行きましょう。
3稚魚が成魚の半分くらいの大きさになって来たら、稚魚水槽から引っ越しして別の水槽に移す
人間でもそうですが、一つの部屋で過密状態で過ごしているとストレスが溜まって来るので、メダカもある程度空いている環境に移動させる必要が出てきます。
いくら放置でも良いと言っても、過密状態ではどんな動物でも生きづらくなって来るので、生きやすい環境に移動させていくのです。
元々親が居た水槽に戻せば良いのでは?と思うかも知れませんが、親の半分位の大きさの稚魚では、まだ親メダカにメダカとして認識されない場合が多いので、とりあえずワンクッションとして別の水槽に入れてしばらく親と同じ大きさになるまでそこに住まわせてみてください。
親と同じ位の大きさになったと判断したら、改めて親が入っている水槽に入れる事を検討してみてください。
実は親の居る水槽では、親メダカの数によってはこれ以上稚魚を入れられない可能性が高いのです。
どこか落ち着ける別のビオトープ水槽を作って、そこに稚魚たちの楽園を築き上げて欲しいと思います。
自宅に庭があると言うお宅は、ホームセンターなどに売っている池型のプラ水槽を買って来て、それを地面に半分埋めて半分人口の池を作るのもお勧めです。
小さそうに見えて結構大きな水槽だと思うので、メダカの稚魚も楽しく生活して行けると思います。
自宅に庭が無いと言う場合は、もう少し大きめの水槽を使って飼育するかまたは、メダカを育ててくれそうな学校や保育園に寄贈する事も良いと思います。
メダカは想像しているよりも繁殖力が高いので、増え過ぎた時の対処法なども予め考えておきましょう。
まとめ
メダカの飼育は、飼育する水槽の環境が整ってしまえばあとはほぼ放置で飼育して行ける気軽さがありますが、繁殖能力が高いので稚魚が飽和状態になってしまう場合があります。
稚魚も別の水槽を買って来てそこで飼育してみるのも良いですが、どうしても環境が整わない場合は、メダカを飼育してくれそうな友人に分けたり、メダカを飼育してくれそうな学校や保育園などに寄贈してみてください。
それと、稚魚水槽は過密状態になりやすいので、ある一定サイズになったら速やかにその水槽から別の水槽に移動させて、生活環境の悪化を防いで行きましょう。
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