【家庭菜園の知識】ニンニクを作ってみた

にんにく ととじゃないけど

にんにくが家庭菜園で簡単に作れることは、ご存じでしょうか。実はにんにくを育てるのはもっと難しいのかと思っていて、なかなか試せなかったのですが、この度ようやく挑戦してみることになりました。

スーパーなどで国産のにんにくを買おうと思うと、すこし高額になってしまいますよね。オリーブオイル漬けやしょうゆ漬け焼きなど、にんにくをおいしく食べる方法もたくさんあるので、ぜひ家庭菜園でたくさん作って思う存分食べてみましょう。

にんにくってどんな食べ物?

にんにくはそのまま調理しても美味しく食べられますが、炒める時に風味づけに使うなど香味野菜としても人気です。

また根の部分だけでなく、にんにくの芽なども食べられるため、ぜひ試してみましょう。

地域によって品種を変えよう

にんにくにはいくつかの品種がありますが、check家庭菜園で失敗しがちなのは選ぶ品種が間違っているからです。

寒冷地向けの品種や温暖地向けの品種などがあるため、住んでいる地域によって適切な品種を選ぶようにしましょう。

にんにくを育てよう

にんにくはプランターでも地植えでも育てることができます。我が家では、地植えで試してみました。

にんにくは品種によって育て方や注意点が違うということはないため、どのにんにくも同じような育て方で問題ありません。

種を植えよう

にんにくの種は、片りんをばらして売ってあるのでそちらを購入しましょう。植える時期はcheck中間地であれば10月ごろが適当です。

残暑の厳しい時期に植えると病気になりやすいため、特に温暖な地域で育てる時には注意が必要です。

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ちなみに植え付ける時期が遅すぎると、うまく根を張れなくなってしまい、大きくなれません。

基本的に水はけがよければ特に土質を選ばないので、どこでも植え付けることができます。

植え付ける2週間ほど前堆肥と苦土石灰、化成肥料をまいておきましょう。よく耕して土となじませておくことで、にんにくも大きく育ちます。

植え付ける時にはとんがった方を上にして、小さく掘った穴に埋めましょう。check土はほかの野菜とは違って、5センチ程度被るようにするのがおすすめです。

種と種の間は15センチ程度開けるようにしましょう。我が家では穴あきマルチを使用したので畝を作ってマルチを敷いたら、穴が開いているところに1片ずつ植えました。

水やりと追肥

にんにくは乾燥に強く水に弱い作物です。当然過湿にも弱いため、水のやりすぎは禁物です。

check土が乾いたら水やりをする程度で十分でしょう。常に湿った状態にしておくと病気になることもあるので、気を付けてください。

追肥は化成肥料を、株に当たらないようまわりに施します。軽く土と混ぜておくといいでしょう。

時期は12月、2月、3月の3回です。自分で配合する場合もありますが初心者は化成肥料がおすすめです。ちなみに我が家も化成肥料です。

ワンポイント

トウがたったら摘み取りましょう。春先になるとトウと呼ばれる花芽が付くので、大きく育てたいならこれは摘み取ってしまうのがおすすめです。ちなみに1年目では花は咲きません。

収穫しよう

にんにくは収穫できるまでに、長い時間が必要です。10月に植えて、翌年の6月に収穫します。収穫時期になると葉が枯れ始めるので、葉が完全に枯れたら収穫してください。

もしも収穫時期である6月より前に葉が枯れてしまうようなら、病気になっている可能性が高いので、大きくなっていなくても収穫してしまいましょう。

ちなみに、冬にはが伸びてきたときに葉を切って収穫することもできます。この葉にんにくは、中華スープなどに入れるのがおすすめです。

もしにんにくの芽、あるいはにんにくの茎が好き、というのであればcheck春先に延びる花芽を長めに切り取るといいでしょう。

その茎の部分がにんにくの芽、あるいはにんにくの茎と呼ばれる部分です。この部分は炒め物に最適です。

注意

花茎には品種によって長く伸びるものと、短いものとがあります。茎を食べるのが目的で栽培したいのであれば、それに適した品種を選ぶのがいいでしょう。とはいえ品種によっては花茎が長く伸びるうえに、玉の部分も美味しく食べられるものもあるので、品種をきちんと調べてみることをおすすめします。

注意すべき病気は?

にんにくにはそこそこ虫はつきやすいですが、よほど大発生でもしない限りそこまで神経質に防虫する必要はないでしょう。そのため特に防虫剤を使わなくても大きく育てることができます

しかし、病気の予防は大切です。特に春の長雨の時期になると、春腐病が発生することがあります。

これは水はけが悪く、土が常に湿った状態になったり、水がたまったりすると起こる病気です。そのため、check雨がたまらないように水はけをよくしておきましょう。

まとめ

香味野菜として人気の高いにんにくは、家庭菜園で作るには長い期間が必要です。しかし、収穫したにんにくはしっかり乾燥させておくことで、そこそこの期間保存が可能でもあります。

病気にさえ気を付ければ無農薬でも栽培でき、コツをつかめば初心者でも育てられるので、ぜひ挑戦してみてください。

美味しいにんにくを使えば、料理の幅も広がるかもしれません。

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