【家庭菜園の知識】白菜を育ててみた

白菜 ととじゃないけど

白菜といえば、冬には定番の野菜です。おひたしや炒め物、煮物などなんにでも使える万能野菜ですが、特にお鍋やしゃぶしゃぶには欠かせない素材でしょう。

とはいえ、買うとそこそこの金額がします。1玉丸々買えばそうでもありませんが、よほど人数が多くない限り、白菜は大きすぎて使いきるのが大変です。

そんな時は、庭で好きな種類の白菜を作ってみましょう。

中には通常の白菜の半分くらいの大きさのものや、半結球種などさまざまな種類があり、料理しやすい種類を選ぶのがおすすめです。

種をまこう

白菜は、種をポットに植えて苗を作る方法と、畑に直接まく方法があります。どちらがいいかは好みに寄りますが、我が家では一度ポットに蒔いて苗を作ってから、畑に定植しました。

直接畑にまくのは手間がなくていいのですが、去年それをやって害虫に食べられてしまったので今年はポットでできるだけ害虫から守りました。

今回はあらかじめ苗を作っておいたので、強くて丈夫な苗だけを植えることができました。

種を植える時期は?

白菜は、秋まきの場合は中間地域では苗を育てる時は8月下旬ごろにポットに種をまき、直に畑に種をまく場合には9月上旬ごろに種をまきます。

早くまきすぎると、芽は出ますが害虫が付きやすく、穴だらけになってしまう可能性が高まります。かといって遅くまけば結球しないので、種まきは時期が非常に大切です。

ワンポイント!

種をまく時期できちんと収穫できるかどうかがほとんど決まってしまう、それが白菜です。地域に合った最適な時期に種をまくようにしましょう。ただし種をまく時期は品種や地域によって違うので要注意です。

土づくりが大切

白菜を育てるには、土づくりが大切です。check堆肥や苦土石灰、油粕などの有機肥料を畑に混ぜ込み、最低でも2週間はなじませましょう。

そのあと畝を作ってマルチを敷きます。マルチは好みなので、草取りが苦にならないなら敷かなくても大丈夫です。我が家は草取りが面倒なので、なるべくマルチを敷くようにしています。

畝づくり

point白菜に重要なのは、間隔です。間隔が狭すぎると大きくなれず、うまく球になりません。そのため、苗と苗の間は最低でも40センチ、できれば50センチは開けたいところです。

苗の間隔をあけるために、畝は少々広めに作るといいでしょう、横幅は60センチ程度あるのがおすすめです。

2列に植えたいときには横幅は100センチほどにするといいでしょう。

苗を植えよう

直まきの場合は必要ありませんが、苗を作った場合はある程度大きくなたら、畑へ定植しましょう。その時はできるだけ軸が太く濃い緑色をしているものを選びます。

植える時には深めに穴を開け、肥料を少し入れて土をかぶせ、その上に白菜の苗を植えます。その後、マルチを敷いていないのであればcheck草取りもかねて2~3回程度2週間おきくらいに土寄せをするといいでしょう。苗のぐらつき防止と草取りの一石二鳥です。

ちなみに我が家では全く土寄せをしていません。それでも大きくなったので問題はないです。

防虫ネットをかけよう

白菜はアブラナ科の植物です。キャベツやブロッコリーと同じで、青虫が非常につきやすいです。

そのため、check防虫剤を散布するか、薬剤を使用したくないのであれば簿中ネットなどで虫がつかないようにしておくべきでしょう。

今回は、かなり油断をしていました。本来であれば写真のように防虫ネットを張るのですが、予算の都合上白菜にはかけられませんでした。

しかも残念なことにこのあたり一帯では今年は例年よりも青虫が多く発生しています。そのため、虫に食べられて大変なことになってしまいました。

植えた白菜の半分はほとんど虫に食べられて穴だらけになってしまい、食べられそうにありません。

注意しよう!

白菜に限らず、アブラナ科の植物は虫が非常につきやすいため、必ず害虫対策を施しておきましょう。特に植物にとっての害虫の多い春先に育てる場合には、十分な対策が必須です。

収穫までの期間が長い

白菜は収穫できるようになるまで、かなりの期間が必要です。しかし、check食べられる期間も長く、畑に置いておけば雪が降っても越冬が可能です。

たくさん植えすぎて収穫しても食べられないから困った、という時には収穫せずに畑に置いておきましょう。

外はドロドロでも中は食べられる

霜が降りる頃になっても白菜を収穫できないのであれば、雪の降る地域では白菜の上部をひもで縛ってしまいます。

外側は時間とともに腐っていきますが、中身は新鮮なまま冬を越すことができるでしょう。

checkしっかり縛っておけば、外側を取り除くことで雪がなくなった春先までは食べることができます。

まとめ

美味しい白菜を育てるには、手間がかかります。何よりも種をまく時期を逃さないことが大切です。

しかし栄養豊富で使い勝手のいい白菜は、手間と時間をかけるだけの価値がある野菜ではないでしょうか。手間を惜しまず育てることで、スーパーで買ってくるのとは一味違う、美味しい白菜を食べることができるでしょう。

冬には欠かせない野菜である白菜を、ぜひ庭で育てて美味しく食べてみてください。

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