春のとと(魚)のいめし
先月のホタテ稚貝とセロリのレモンクリームパスタに続き、セロリと貝で麺料理を作ります!
一人暮らしを始めたばかりのあなた!!
毎日外食やコンビニごはんに頼っていませんか?
新しい環境とやる気に満ちた日々… そんなアクティブな毎日を支えてくれているのが、じつは肝臓です。
活動の春を迎えてから、肝臓は常に働きっぱなしで消耗し続けています。
そんな肝臓も五月になるともうクタクタ… そう、これが五月病です。
本格的な五月病に陥る前に食べてほしいのが「アサリとセロリの塩ラーメン」です。
市販の塩ラーメン+春の3つのととのいトッピング(アサリ、セロリ、シイタケ)でつくります。
しかも、トッピングは電子レンジでチンするだけの簡単調理です。
まずは、春のととのい食材についてお話します!
春のとと(魚)のい食材① 水分代謝をととのえるアサリ
この季節のとと(魚)のいめしは、肝臓自身の栄養となるタンパク質と鉄をしっかり補いながら、ストレスケアも行います。貝類に豊富なタンパク質と鉄は肝機能を強化します。また、セロリとの相乗効果でストレスをケアし、昂る感情を鎮めることでも肝臓の負担を軽減します。
今月の主役は、貝類の中でもアサリ!
アサリには、水分代謝をととのえる働きがあります。余分な水分や熱を取り除きつつ、潤いを与えることもできる食材ですので、脱水になりやすい夏場のデトックスにもピッタリです。
ただし、アサリは体を冷やすので、まだまだ寒い日が多い4月には、ホタテを使ったレシピを紹介しました。胃腸が冷えている時はアサリよりもホタテを選びましょう。
春のとと(魚)のい食材② 自律神経をととのえるセロリ
前回の復習です!
セロリには自律神経をととのえる働きがあるとお伝えしました。
セロリの苦味にはデトックス作用があり、カーッとこみ上がる熱を鎮める働きがあります。イライラやのぼせ、目の充血などにも効果的です。また、香りのリラックス効果はストレスケアにも役立ちます。
春のとと(魚)のい食材③ 胃腸をととのえるシイタケ
アサリに豊富なミネラルは肝機能を強化しますが、胃腸の弱い人はミネラルを上手に吸収できません。実際、鉄が欠乏している貧血女性の多くは胃腸があまり強くありません。
シイタケは胃腸をととのえることで、貝類に豊富なミネラルを体内に吸収しやすくしてくれます。
今回は、ビタミンDが豊富な干しシイタケを使います。生シイタケは天日干しすると保存性が増すだけでなく、ビタミンDが増えます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨や歯を丈夫にするビタミンです。この他、免疫を強化する可能性も期待されています。ぜひ常備しておきましょう!
春のとと(魚)のいめし『アサリとセロリの塩ラーメン』
1.レンジで簡単!アサリの酒蒸し
① アサリの砂抜き:たっぷりの塩水(水1Lに対して、塩大さじ2)で3時間。
② 耐熱ボウルにアサリを入れ、酒をふってボウルにふんわりとラップをかけます。
③ 電子レンジ600Wで3分30秒加熱して、アサリの口が開いたら酒蒸しは完成です。
2.レンジで簡単!シイタケの甘辛煮
① 干しシイタケがちゃんとかぶるぐらいの水を入れて、戻します。※戻し汁も使います。
② シイタケが柔らかく戻ったら、石突きを取り除いて細切りにします。
③ 耐熱ボウルに②を入れ、シイタケの戻し汁(なければ水でOK)2:みりん1.5:醤油1の割合で加えます。
④ ボウルにふんわりとラップをかけて、電子レンジ600Wで3分加熱します。
⑤ 全体を混ぜて再びラップをして冷ますと、シイタケに煮汁が染み込みます。
3.セロリ
茎のスジを取り除き、スライスします。
4.市販の塩ラーメン
まずは、パッケージに書いてある通りに作りましょう!
アサリをトッピングしたらスープが塩辛くなる可能性があるので、
スープを薄めるためのお湯を少し用意しておきます。
6.盛り付け
器にラーメンを盛り付け、アサリの酒蒸し、シイタケの甘煮、セロリをトッピングして完成です。
お好みで、レモンやオリーブオイル、黒胡椒をトッピングしてどうぞ!
管理栄養士 石松 佑梨(いしまつ ゆり)
世界で活躍するトップアスリートの専属管理栄養士として食トレメソッドを提供し、選手のパフォーマンスアップに貢献する。幼いころから「おいしい」への執着心が人一倍強く、おいしく健康に食べるための「ずるい栄養学」が武器。家庭、飲食店、企業、地域、日本、世界・・・小さな健康を積み重ねて、誰もがおいしく食べて健康になれる社会をつくりたいという理念のもと、今日もおいしく健康に食べるアイディアを考えている管理栄養士。
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著書:過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナル
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