インスタグラムで好評だった”とと茶漬け”の栄養学について詳しく解説します。
とと茶漬けとは、ととのいメソッドを搭載したとと(魚)茶漬けのことです。
強い骨を目指せコツコツ茶漬け(しらす×ねぎ)
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骨ごと食べられるしらすには、ビタミンDとともにカルシウムが多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨を丈夫に保ちます。まだまだ冷える季節ですので、温作用のあるねぎとともに。
免疫力アップ茶漬け(塩鮭×海苔)
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鮭に豊富なビタミンDは、体内に侵入してくる細菌やウイルスを撃退するために必要不可欠。ビタミンDの摂取は春の風邪や花粉症への効果も期待できます。ただしビタミンDはマグネシウムが十分ある状態でしか効果を発揮できません。海苔にはマグネシウムが豊富に含まれています。
温巡茶漬け(いかの塩辛×菜の花)
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血液を補ういかと、血液を巡らせる菜の花の組み合わせで、血流を促します。どちらも体を温める食品です。菜の花はさっと塩ゆでして辛子和えに。辛子にも体を温めて巡らせる働きがあります。
リラックス茶漬け(かつお節×ワサビ)
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わたしたちの嗅覚は味覚の1万倍以上の感度を持ち、その伝達経路も理性を司る部分に直結しているのだそうです。かつおだしの香りに普段から慣れ親しんできた日本人にとって、だしはより本能に近い部分にアプローチできるものなのかもしれません。
うなぎ×山椒
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滋養強壮に抜群、栄養満点のうなぎですが、脂質の含有量が多く消化負担が大きいため、消化を促す山椒と組み合わせます。オメガ3系脂肪酸を豊富に含むうなぎと、香りの良い山椒の組み合わせは、血液の巡りも良くします。
明太子×昆布
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明太子には、食べたものをエネルギーに変えるビタミンB1・2が豊富に含まれています。ビタミンB1は糖質、B2は脂質の代謝に関わるビタミンです。糖質(甘いもの、米、麺など)や揚げ物が好きな方は必要量が増えるのでさらに意識して!
食欲のないときのとと(魚)茶漬け。ぜひお試しください。
プロフィール
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石松 佑梨(いしまつ ゆり)
管理栄養士。サッカー日本代表選手をはじめ、数々のプロアスリートサポート経験を活かした”頑張らない食トレ”を発信中。地域プロダクトやレストランの監修、大手企業の健康経営、ロコモプロジェクトなどにも参画する。
著書:最強のパーソナルカレー(かんき出版)
インスタグラム:personal_curry
ホームページ:https://glocaleats.recipee.net
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