みなさん、こんにちは。
豊田市で蜂を育て、はちみつを販売しているしおりです。
私は生はちみつを作っており、その栄養素の高さと素晴らしさを伝えると「え？マヌカハニーですか？」と聞かれることが多いです。
最近はオーガニックスーパーなどでもマヌカハニーが取り扱われていますね。
今回はマヌカハニーとはちみつの違いやどうしてマヌカハニーが高価であるのかも説明していきたいと思います。
マヌカハニーとはちみつは違うの？
そもそも、マヌカハニーは他のハチミツとは異なります。
１、どうしてマヌカハニーは高価なのか？
普通のはちみつと比べるとマヌカハニーが高すぎる！と感じる方がいるでしょう。しかし、これには理由があります。
マヌカフラワーの開花は、年間2～6週間程度です。マヌカの花が一年中咲いていればいいのですが、開花時期はとても短いのです。
マヌカハニーを集めるためにヘリコプターを使わなければならないこともあります。
ミツバチがマヌカの花の蜜を集め、1年分のマヌカハニーを作るのに必要な日数はわずかです。また、1瓶のマヌカハニーを作るのに必要な蜜を集めるために、ミツバチは2万回もマヌカフラワーへ行って採取しています。
このミツバチの努力があってこそマヌカハニーが作られます。
すごく稀に「しおりさんのところでマヌカハニー作っていますか？」と聞かれますが、マヌカの植物自体が非常に珍しいものです。
マヌカの木はオーストラリアにもありますが、世界の生産量のほとんどをニュージーランドが占めております。ニュージーランドの人里離れた丘や森にしか生息しません。
そしてマヌカの木は、気候や天候の変化、汚染に非常に敏感ですので、人がいない場所に生息しています。
そもそもマヌカの木がない日本で、マヌカハニーを生み出すことはとても難しいのです。
２、マヌカの語源
マヌカハニーの語源は、ニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉であると言われています。
ですので、ニュージーランドが「マヌカ」を商標登録しようとしていますが、オーストラリアが反発しています。
３、マヌカハニーの輸出額は？
ほぼニュージーランドから輸出されます。輸出額は3億NZドル（約2億400万円）、2028年には12億NZドル（約8億円）になると予想されています。マヌカハニーは立派な産業になっています。
４、マヌカハニーの味と効果
マヌカハニーの味は、point他のハチミツに比べて舌触りが悪く、甘さの中にも “キレ “があるのが特徴です。
マヌカハニーは、特にレプトスペリン、メチルグリオキサール、DHAを高濃度に含んでいます。これがどのように体に良いのかをご説明します。
抗菌性、抗炎症性、抗ウイルス性のマヌカハニーは、check免疫力を高め、さらに腸内環境を改善します。傷の治療や、湿疹などの炎症の緩和にも使用され、喉の痛みを素早く和らげてくれます。
他には消化器系の病気を和らげると言われています。
また、免疫力を高めるだけでなく、副鼻腔炎やアレルギーの問題を緩和する効果もあると言われています。他のハチミツと同様に、感染症の予防にもなると言われています。
５、マヌカハニーの注意点
ハチミツと同様に、12ヶ月未満の子供はボツリヌス菌に感染する可能性があるため、摂取しないようにしてください。
またハチミツにはグルコースが多く含まれているため、糖尿病患者には有害となる可能性があります。
また、偽物が多く出回っていますので本物のマヌカハニーを見極めてご購入するよう注意してください。
６、UMFとMGOは何の数値か？
マヌカハニーの瓶を見ると、check UMF（Unique Manuka Factor）の数値が記されています。
これは、マヌカハニーの等級システムで、マヌカハニーを研究していたイギリスの生物学者・モラン博士によって定められました。
UMFの数値は5+から25+まであり、UMF10+以上のものは「アクティブマヌカハニー」と呼ばれています。
MF数値の高さは希少性や価格に反映されるため、UMF10+以上のマヌカハニーは現地でも貴重で高価なものです。
また、MGOもマヌカハニーを語る上で大切な数値です。
2006年にトーマス・ヘンレ教授が確立しました。マヌカハニーが示す抗菌性の主成分であるMGOの含有量を示しています。
メチルグリオキサールの略で、MGO263+以上の数値のものを選びましょう。
以上がマヌカハニーの正体です！
マヌカハニーがどうして高価で希少かお伝えできたかと思います。
冬の乾燥に向けて１つゲットしてみてはどうでしょうか？
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