ととナビ「みる」の視点からお送りする水族館巡り。
今回はサンシャイン水族館に行ってきましたのでレポートしたいと思います!
1階:大海の旅
サンシャインシティ ワールドインポートマートビルの屋上にある水族館。都会のど真ん中、ビル最上階というロケーションで色んな生き物を観ることが出来ます。ショッピングに組み込むのもいいですね!
1階は海の生物が中心の展示。サンゴ礁など様々な海域・コンセプトごとに分かれていて、定番ながら珍しい生き物も。
ちなみに2020年12月現在、新型コロナウイルス感染症対策として館内はマスク着用必須、チケット事前購入制になっています。パフォーマンス・有料イベントも当面中止となっています、詳しくは公式サイトをご確認ください。
イワシのトルネード
まず目を見張るのが水槽いっぱいにぐるぐると渦を巻くイワシ。鱗をキラキラさせながらみんな同じ向きにゆっくりと回っている様子はいつまでも見ていられます。
群れて同じ方向に泳ぎ続ける習性を生かした展示ですが、漢字で書くと「鰯」の字の通り扱いは結構難しいんだとか。
大水槽:サンシャインラグーン
真ん中にはサンシャインラグーンという大水槽。エイや小さな魚を中心に、浅いサンゴ礁をイメージした青と白の空間で、正面にはベンチも設置されていてゆったりのんびりと観ることができます。
サンシャイン水族館を全体的に見て思ったのは、どの水槽も透明感が高く。照明や設置の効果なのか展示に奥行きを感じます。
水槽もよく磨かれていて、岩や流木・水草などの配置がデザイン的なのと、光の当て方がすごく綺麗でインテリア的な意味でも感心します。
閑話休題
ここで少し話がそれますが、YouTubeで「あつまれ どうぶつの森」の博物館の魚の展示を、サンシャイン水族館の飼育員さんと一緒に巡るという動画がありまして。
実際の水族館飼育員の視点で見るあつ森がめちゃくちゃ面白いのと、この動画を見るとサンシャイン水族館のこだわりも随所に出てきます。
今回取材に伺うにあたり照明やデザインの話など、「ここが動画で言っていたところかー!」とまた楽しい点も増えましたので、興味のある方はぜひ見てみてください!
珍しい展示も
屋上にある水族館ということで制限があると思いきや、珍しい展示もかなりあります。
マンボウがその最たる例ですが残念ながら現在展示中止になっているみたいです。他だと例えばイカ。
イカといえば馴染み深い生き物ですが、飼育が難しいらしく意外と水族館では見ないですよね。
ギンザメや太刀魚、ウィーディーシードラゴン、人気のダイオウグソクムシもいます。
海月空感(くらげくうかん)
こちらも1階部分ですが、2020年7月にオープンした「海月空感」。
国内最大級のパノラマ水槽で、幻想的に漂うクラゲが見られます。
展示の正面にはベンチがあって、座ってゆっくりこの癒やされる空間に浸れます。
自分が取材に伺った時も、何人かのんびりと過ごしてらっしゃいました。
土日祭日は混みそうなので、せっかく漂うクラゲをゆったりと見たいなら平日がおすすめです!
現在は予約制になっているので、特に狙い目かもですね。
2階:水辺の旅
2階は海に加え、世界の河川・湖の生き物も展示されています。
また雰囲気が変わり、ライトアップや水草に心躍ります。
熱帯の生き物
上がオープンになっている熱帯魚の水槽。より臨場感がありますね。
熱帯の魚の展示というと、かなり暗い環境が多いイメージだったんですが、サンシャイン水族館は比較的明るく澄んでいるので、すごく見やすくてじっくり観察できました。
弱っている!?かと思ったこちらはボドワードという木の隙間が好きなナマズの仲間。
古代魚っぽい見た目にロマンを感じます…!
両生類もいろいろ
カエルなど両生類もしっかりいて、見づらくなりがちですがこちらも見やすく展示されています。
どこにいるのか探すのも楽しいんですけどね~(笑)。
カクレクマノミがたくさん
ニモでおなじみのカクレクマノミ、イソギンチャクの周りにたくさんいて仲良くしている様子がめちゃ可愛い…。
どこの水族館にもいて人気ですが、意外とたくさん集めての展示は見ないんですよね。
個体も大きめで見やすいので、クマノミ目当てにもおすすめ!
日本の清流
鮎など日本の清流がコンセプトの水槽。
水草のなびいている向きを見てもらうと、水に流れがあるのが分かると思います。
ここまで触れてきたレイアウトやライティングの美しさが特に際立っています…!
屋外エリア マリンガーデン 天空の旅
最後はペンギンなど海洋生物がいる屋外エリア。
こちらはサンシャイン60ビルなど都会の風景を背景に、自然とのコントラストも魅力的。
屋外の都合上、雨だと少し見づらいのと、やはり日中の水の煌めきがきれいなので天気の良い日がいいですね。
サンシャインアクアリング
頭上にある円形の水槽で、ぐるぐると体をくねらせて泳ぐアシカを下から見ることができます。
ビルを背景に普段見ないアングルで、毛の1本1本まで観察出来るのでめちゃくちゃ新鮮な気持ちに。
隣ではダイナミックに泳ぐ様子も見られます。
距離感が近く、めちゃくちゃ迫力満点でした…!
カワウソたちの水辺
一緒にお昼寝したり、じゃれ合うコツメカワウソ。
もう可愛くってずっと見てられます。自然とニヤニヤしちゃう可愛さ。
草原のペンギン
ガラス越しじゃなく柵の向こうでのほほんとするケープペンギンが見られます。
飛び出しちゃわない?と心配になるくらい柵が低く、ペンギン一家の生活に浸れます。
天空のペンギン
そして目玉の天空のペンギン!
側面から上の方に湾曲した水槽で、ビルを背景に泳ぐ様子を側面から、名の通り天空を飛んでいるように泳ぐ様子を下から見上げられます。
中々見ることのできないお腹側からみんなでぷかぷか泳いだり、時に飛ぶように泳いだりする様はかわいく首が痛くなるくらい見てられます(笑)。
この水槽ではペリカンの餌やりも行われ食べる瞬間が見れたり、なんなら汚い話ですが貴重な排泄の様子も観察できます(笑)。
ここだけでも見に行く価値があるなという、目玉の展示でした!
特別展「ざんねんないきもの展2」
そしてサンシャイン水族館の魅力の1つは、定期的に特別展が開催されること。
書籍とコラボしたり、ちょっと変わったコンセプトで生き物がピックアップされて面白おかしく展示されます。
この日は『ざんねんないきもの事典』とコラボした「ざんねんないきもの展」ということで、生き物の残念な生態を豆知識として知れて楽しいし、また面白い生態を踏まえて生き物を観察するとより面白く観察できます。
水族館ほかプラネタリウムや展望台などサンシャインの対象施設を一緒に利用すると入場料が半額になりますので、ぜひ特別展も一緒に見てみてください!
まとめ
ということでサンシャイン水族館のレポートでした!
施設内水族館ということで、1時間半もあればゆっくりと見ることができます。
限られた空間ながらそれを感じさせない奥行きのある水槽の雰囲気、ライトと水の綺麗さとデザイン・レイアウトの秀逸さに驚かされました。
面積的には他の水族館と比べてかなり小さいものの、全然物足りなさも感じず1つ1つの展示が濃く見どころもばっちり。
ショッピングや食事と組み合わせてささっと見ることも出来ますし、海月空感や天空のペンギンなど居ようと思えばいつまででも居られる癒やし・楽しさがありました。
駅からは少しだけ歩きますが、周辺施設も充実でお出かけに組み込みやすいのもグッド。ぜひ行ってみてください!
基本情報
ホームページ
https://sunshinecity.jp/aquarium/
入園料
高校生以上 2,400円、小・中学生 1,200円、4才以上 700円、年間パスポート 4,800円
アクセス
池袋駅 徒歩約8分、東池袋駅 徒歩約3分
※許可を得て取材・撮影し掲載しております
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