ヤガラの特徴
「ヤガラ科魚類」は全世界で4種類確認されており、大西洋、太平洋、インド洋の暖海に住んでいます。
日本近海には「アオヤガラ」と「アカヤガラ」がいます。
長い「くちさき(眼より前の部分)」を持ち、身体は細く長いです。
吻端に口があり、岩礁やサンゴ礁では、長い吻を駆使して、魚類などを吸って食べています。
尾びれの真ん中あたりは糸状で長いです。
これは2本の軟条でできています。
アカヤガラの特徴
世界中の暖海(東部太平洋、本州中部以南以外)に生息しています。
成魚は沖合の少し近い位置で暮らしています。
成魚は通常赤くなるものですが、藻場などにいる岩魚は赤くない場合もあり、こういった個体は見た目がアオヤガラとそっくりです。
全長2メートルほどになる個体も存在します。
漁獲方法としては刺し網や定置網がメインです。
アカヤガラの美味しい食べ方
高級魚。
クセがない白身であり、美味です。
蒸し物、焼き物、お椀種、刺身など、幅広い調理方法があります。
鍋物の具としても人気です。
アオヤガラの特徴
東部太平洋、インド・太平洋域、本州中部以南などにいます。
浅い岩礁やサンゴ礁のそばで暮らしています。
アオヤガラの身体は「薄い褐色」か「薄い緑色」ですから、
似てはいるもののアカヤガラと見分けるのは簡単です。
全長は1.5メートルほど。
アカヤガラに比べると味は落ちます。
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