こんにちは、お魚の豆知識や雑学をお届けする「ととナビ」です!
地方の魚介加工品シリーズ第6弾はするめとさきいかの違い、栄養などについてご紹介していきます。
イカの種類と製法
するめやさきいかは、幅広い世代に人気のある食べ物です。
今回の主役であるイカは世界中で約450種類いると言われており、そのうち日本で主に食べられているのは、11種類です。
その中でも日本で多く漁獲されている2種はスルメイカとアカイカです。
スルメイカは焼くと身が少し硬く締まり、うまみや甘さが増すことから、するめの原材料として多く用いられています。
一方、さきいかの原材料によく使われるのはアカイカで、熱を通しても身が硬くなりにくいという性質があります。
さらに、さきいかは生のイカやするめを炙り焼きにしてから、引き伸ばして裂くという工程が含まれるため、あの柔らかい食感が生まれるのです。
また、生のイカを使ったさきいかは、水分が飛び硬くなったするめを使ったものよりも柔らかくなるため、ソフトさきいかと呼ばれています。
するめとあたりめ
さて、イカのおつまみの1つに「あたりめ」という商品がありますが、するめと何が違うのでしょう?
遠い昔、するめは「寿留女」という漢字が当てられ、今でも縁起物として扱われていました。
しかし、江戸時代中期、「するめ」という名前に「する」という言葉が入っていることから、お金を掏るなど悪い印象を与えると言われてしまったのです。
縁起物であるするめには相応ではないということで、「する」を「あたり」に変えて、あたりめと呼ぶようにもなったそうです。
歴史をたどっても分かる通り、実はするめとあたりめは同じものなので、両者は作り方もまるっきり同じで呼び方だけが違うようです。
するめとさきいかの栄養
最後にするめとさきいかの栄養についてみていきましょう。
カロリーはどちらもおつまみの中では比較的低くなっています。
また、コレステロール値は高いですが、コレステロールを下げる働きを持つタウリンも含まれているため、適度な量を食べるなら問題ないでしょう。
とても美味しくやみつきになってしまうので、あればあるだけ食べてしまいそうですが、消化が悪かったり、塩分が多く含まれていたりというデメリットもあります。
コンビニに売っている小さいパック1つ分くらいを目安にして、おやつやお酒のお供としてお楽しみくださいね。
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