冬といえば鍋が定番です。しかし、鮮度が落ちるのが早い水菜はスーパーで新鮮なものを見つけようと思うと、なかなか難しいものがあります。
必要な時に新鮮な水菜を、さっと収穫して食べたいと思ったことはありませんか。
そこで、鍋には欠かせない野菜、水菜を庭で育ててみました。
水菜の種をまいてみよう
水菜の種をまいてみました。土に指先で小さな穴を開けて、種をまき、薄く土をかぶせるだけです。
草が生えると草取りが大変なので、穴あきのマルチを使います。草取りが苦にならない人はマルチがなくてもいいかもしれませんが、check水菜は草と間違いやすいので、できればマルチを敷くのがおすすめです。
畝というほどのものが必要なわけではありませんが、ちょっと広めに畝を作って水はけを良くします。穴あきマルチがちょうど敷ける広さです。
point一つの穴に、種は3から4粒蒔きましょう。ちなみに水菜は無理に下部一つにしなくても、一つの穴に2から3株あっても問題なく育ちます。
そのため、多すぎれば間引きは必要ですが、そうでなければ間引きもいらず、手間がかからない野菜です。
植える時期は
水菜は冬の野菜というイメージの通り、耐寒性の強い野菜です。感想には弱く、夏場には育てるのは難しいかもしれません。また暑すぎるとすぐにしおれてしまうので、おすすめは秋まきです。
9月から10月にかけて種をまくといいでしょう。
水菜はすぐに育つ野菜です。芽が出てから大体1か月で食べごろになります。しかし、大きくなりすぎると固くなってしまい、食べられなくなるのも早い野菜です。そのため、種をまく時期を少しずつずらして、いつでも美味しく食べられるようにしましょう。
葉っぱはギザギザ
水菜の葉はギザギザです。しかし別に痛いわけではないので、普通に触っても大丈夫です。
育て方を見ると、直射日光は避けて、とかデリケートな野菜で、とか書いてありますが、checkほったらかしでも案外育ちます。
朝しっかり水やりをすれば、後は手をかけることは特にありません。寒冷紗も必要なく、防虫ネットもいりません。追肥もしなくてもすくすく育ちました。
正直、どの野菜よりも簡単に育てられました。
草と間違わないように注意
一番の問題は、check小さい内は草と間違えてしまうということです。我が家では、一度目が出た時に草むしり中、間違えて摘んでしまいました。
草と間違って芽を摘んでしまわないように、気を付けてくださいね。
アブラナ科なのに虫はつきにくい
ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の水菜は、虫が付きやすいかと思えば、案外青虫はつきにくいです。
隣の列でブロッコリーが青虫に食べつくされて大変なことになっていますが、なぜか水菜には全くよってきません。
そのため、水菜には無理に防虫ネットを張る必要はないでしょう。無農薬でも立派に育ったので、生でも食べられます。
水切れには注意
特に何もしなくても美味しく育つ水菜ですが、水切れだけには注意しましょう。土が乾いてしまうと、すぐにしおれてしまいます。
水をたっぷりやって、日当たりのいい場所に植えるだけで、勝手に大きくなってくれます。
収穫しよう
大きくなった水菜は、さっさと収穫しましょう。大きくなりすぎると固くて美味しくなくなります。
小さい内はサラダにしても食べることができ、少し大きくなるとお浸しもおすすめです。冬には鍋に入れて楽しむことができます。そのほか、パスタの彩りに添えるのもいいでしょう。
使い道はいろいろあるので、ぜひ育てて、どんどん食べましょう。
アブラナ科である水菜は連作ができません。同じ場所に連作してしまうと、連作障害が起きます。そのため、一度植えた場所は別の野菜を植えるなどして、重ならないように気を付けましょう。
実は水耕栽培もおすすめ
水に強い水菜は、水耕栽培も簡単にできます。庭がないとか、連作になるから今年は植えられないという人は水耕栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
how toクッキーの空き缶などに、スポンジを敷き詰め、種をまいて水をやります。
うまく芽が出ればあとは水を切らさないように上げるだけで、すくすく育ちます。
ただし、水のあげすぎは根腐れの原因にもなるので、注意が必要です。液肥があれば、一度だけでいいので与えるようにしましょう。なにもあげないよりは大きく育つことでしょう。
土がないので食べやすい
庭やプランターなど、土で育てると収穫後に洗って土を落とすのが大変です。なかなかきれいには落ちないし、台所もドロドロになってしまうかもしれません。
しかし水耕栽培なら、その心配はありません。そもそも土がないので、収穫直後からきれいです。
簡単にできてお金もそこまでかからないので、気になるようなら、一度チャレンジしてみてください。
まとめ
水菜は全く手のかからない野菜です。簡単に育てられるうえにサラダでも食べられるので、家庭菜園向けといえるでしょう。
特にアブラナ科なのに虫が付きにくいところは、初心者向けの植物といえるかもしれません。初めて野菜を育てる、という人はぜひ、挑戦してみてください。
水菜栽培で家庭菜園に自信をつけて、どんどんほかの野菜も育ててみましょう。
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