「ハレの日」の食材として真っ先に浮かぶいくら。今日はいくらが食べられる!という日はもうわくわくですよね。今回はそんないくらについて、基本的な知識と美味しい食べ方なども解説していきます!
いくらとは?いくらの基本的な知識
いくらとは鮭の卵。主に白鮭、もしくは後述する鱒(マス)の卵で、醤油漬けが代表的です。
「いくら」はロシア語が語源です。ロシアでは色んな魚卵をひっくるめていくらと呼ぶ、というのが豆知識としても有名ですね。
いくらと筋子の違い
いくらと筋子の違いですが、
・筋子 ― 卵が卵巣膜に包まれてつながっている状態
・いくら ― 筋子を卵巣膜からはずして1粒1粒がバラバラになった状態
筋子は単純に1枚の膜で覆われているわけではなく、粒の1つ1つがつながっているため、外側の膜だけ開いても即座にバラバラになってくれるわけではありません。
なので目の荒いザルでいくらを外したり、膜の除去に少し手間がかかります。
また筋子は、商品にする場合は未熟な状態の卵のことが多く、卵膜が柔らかくバラバラにしにくいため、筋子のままで加工されます。
スーパーなどで販売されている「筋子の塩漬け」や「筋子の醤油漬け」の卵が全体的に小さめなのはこれが理由です。
鮭いくらと鱒いくら
通常いくらというと鮭(白鮭)のいくらを指しますが、鱒のいくら「鱒いくら」も存在します。
鱒いくらは鮭いくらと比べて、粒が小さく値段も安いのが特徴です。
ただ安いからといって味で劣るわけではなく、どちらも美味しくいただけるので、リーズナブルな鱒いくらを選んでみるというの手です!
いくらの醤油漬けの作り方
生筋子から作るいくらの醤油漬けの作り方をご紹介します。
1. 鍋やフライパンに酒・みりん各50mlを入れて中火にかけてアルコールを飛ばす
2. 醤油50ml・砂糖小さじ2を混ぜて砂糖を混ぜ溶かし、清潔な容器に移して粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やしておく
3. 75℃程度のお湯とボウルを用意し、生筋子を割いて、粒をほぐしてボウルに入れ大まかに皮を取り除く
4. 塩をひとつまみとお湯を注ぎ、菜箸でぐるぐると混ぜて大まかに皮を取り除く
5. ザルに上げて水でさっと洗い、再びボウルに戻して水を張り、5~10回ほど水を変えながら細かな皮を取り除いていく
6. ザルにあげて5~10分ほど置いて水気を切り、冷蔵庫でつけダレに1日漬けて出来上がり
アニサキス対策で少し高めのお湯でほぐします。高すぎなければ煮えすぎることもないのでご安心ください。しっかりと皮を取り除くことで生臭みのないいくらに仕上がります!
自分で作ると買うよりかなりお安く仕上がります!自分で作ったのもあって、また格別の美味しさです!
いくらの美味しい食べ方
いくらの美味しい食べ方の定番は、なんと言ってもまずは「いくら丼」。シンプルに醤油漬けをごはんにのせたり、ご飯を酢飯にしてみたり、わさびを溶いてみたり。ちらし寿司もいいですね!
サーモンのお刺身や香ばしく焼いた鮭と合わせて鮭版の「親子丼」にするのも最高です!
また色んな料理に少し添えるだけで華やかになりますね。赤の彩りも相まって一気に豪華になりますね。
パスタ、クリームチーズのカナッペ、サラダ、とろろなどなど。こういう用途だと小分けになっているパックはありがたいですね。ぜひ作ってみてください!
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