日常で食べるにはちょっと豪華なイメージがあるほたて。生で食べても美味しいし、火を通しても色んな料理のバリエーションがあります。今回はそんなほたてについて、基本的な知識と美味しい食べ方なども解説していきます!
ほたてとは?ほたての基本的な知識
ほたての生態
ほたては「ホタテガイ」という二枚貝の1種で、比較的冷たい海水温の地域の浅い砂底に生息しています。
タコやヒトデが天敵で、襲われた際はなんと泳いで逃げます。
YouTubeで「ホタテ 泳ぐ」等で調べると、思ったよりもはやいスピードで泳ぐホタテの姿を見ることが出来ます!
ほたての旬と産地
ほたての旬は身が大きくなる冬、もしくは産卵後で味が増す初夏だと言われます。
産地は冷たい海水温の地域ということで、日本だと主に北海道や青森。養殖でも北海道と青森が主になっています。
貝柱と貝ひも
ほたての殻を開けると、真ん中に貝柱がありその周りをいわゆる「ひも」と呼ばれる外套膜が囲っています。この「ひも」には黒い点がたくさん見られるのですが、これは眼点と呼ばれるものでいわば目になっています。
目がいっぱい…想像すると怖い!!
貝柱には生殖巣がついており、オスは白~黄白色、メスは赤~オレンジ色をしています。スーパーのボイルホタテでもオレンジ色の部位がついているのをよく見ますね。
食べ物としてのホタテ
主な食べられ方
主な食べられ方としては、
・お寿司屋さんなどで見る「貝柱」
・スーパーなどでよく見るまるっと使った「ボイルホタテ」
・外套膜を加工して色んな食べられ方をする「貝ひも」
ほたては貝をあけてそのほとんどを食べることが出来ますが、蝶番側にあるウロと呼ばれる中腸腺には貝毒や重金属があることがあります。
中腸線は餌が消化される器官で、プランクトンを摂取することにより毒が凝縮(生物濃縮)され備蓄されることがあります。
栄養満点!
ほたてはアミノ酸やミネラルが豊富で、特にタウリンが多く含まれています。1個食べれば1日に必要なタウリンが摂取可能なほど。
疲労対策にもってこい!
色々ある!ほたての加工品
ほたての加工品は色んな種類があり、
「干貝」貝柱を乾燥させたもので、旨味が凝縮されておりいいダシが出る。中華料理などで使用する。
「貝ひも」焼き貝ひもやしぐれ煮、キムチ貝ひもなど味付けや調理法は様々。
「缶詰」貝柱やベビーホタテなどを醤油ベースで甘辛く味付けしたものや、バター風味のもの、燻製にしたものなどなど。
ほたての美味しい食べ方
貝柱はやはりまずは生でお刺身、カルパッチョ、漬けにして丼にしたり。漬けのタレはめんつゆを好みの濃さにして、味を締めるためにさらに醤油を加えると◎。
貝柱の臭みが気になる場合は、熱湯に数秒だけさっとだけ湯通しすると、臭みも和らぎ表面が少しだけほろっとしてまた美味しいです!
なめらかだけど歯切れがよく、旨味と甘みが広がり最高です。
あと定番どころはバター醤油炒め。クリーム系のパスタやグラタン、カツにするのも定番ですね。
ボイルホタテやベビーホタテもカツはもちろん、甘辛く味付けたしぐれ煮、きのこなどと一緒に炊き込みご飯やホイル焼きもいいですね。
ぜひ作ってみてください!
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