ご飯のおともやおつまみにも最高な松前漬け。年末や正月に食卓に並ぶことも多いと思います。そこで今回は、そんな松前漬けについて、基本的な知識と美味しい食べ方なども解説していきます!
松前漬けとは?
松前漬けとは、数の子と昆布・スルメイカを合わせて醤油ベースで甘辛く漬けたものです。
もとは北海道の郷土料理
今や色んなところで購入でき、贈り物などで頂く機会もある松前漬けですが、もとは北海道の郷土料理。その名の通り松前町の周辺が伝統地域となっています。
周りでニシンの卵である数の子とスルメイカや昆布も採れ、もともとは塩漬けだったようですが最近では醤油ベースのものが主流になっています。自分も醤油ベースのものしか見たいことないですね。
正月における松前漬け
松前漬けの具材は乾物が中心で材料も保存に向き、松前漬け自体にも塩分が十分にあるため冬の保存食としても食べられていました。日持ちするため、おせちの1品としてもばっちりで親しまれています。
近年では物産展やふるさと納税が盛んな季節だということも相まって、正月に食卓に並ぶこともより増えたのではないでしょうか。
松前漬けの種類
数の子・昆布・スルメイカを基本材料とし、にんじんや大根、香味野菜など別の具材が入ることも。
また昆布とスルメイカのみのものや、数の子ではなくホタテなど別の海産物を主体としたものもあります。
松前漬けの作り方
自分で松前漬けを作るなら簡単な方法は以下の手順
1. 数の子を水に浸し、途中1回水をかえて半日ほど置き塩抜きする
2. 少しだけ塩気がするくらいまで塩抜きしたら、表面の薄い膜を取り除く
3. にんじんを千切りにし、昆布もキッチンバサミ等で細切りにする
4. 酒・醤油・みりん・水を同量ずつで合わせて煮立たせ、味を見て調整する
5. 容器に昆布・さきいか・にんじんを入れてつゆと合わせ、つゆが冷めたら数の子も加える
6. 全体に馴染むまで置いて、好みの味付けになったら出来上がり
数の子の下処理をして、つゆを作って昆布とお手軽にさきいかを使い漬け込みます。昆布とさきいかから旨味がつゆに溶けだだし、さらに昆布でとろみもつきます。
昆布は細切りになっているものを買うとなお便利です!
松前漬けの美味しい食べ方
ご飯にのせて、そのあと卵かけご飯に…
そのまま食べたり、お酒のおつまみにしたりという食べ方がスタンダードで、もちろんご飯にのせても。
ホカホカのご飯とともに、旨みたっぷり甘辛い味付けでプチプチ食感の数の子をかきこむのは最高です。
もし数の子を食べてしまい、容器の底にスルメイカと昆布だけ残ったら、それをご飯にかけて生卵を割り落として、松前卵かけご飯として食べてみてください。
だし感とこんぶののどごしに卵かけご飯がこれ以上ないほどマッチして、むしろ数の子が残っているうちからこれで食べたいくらい美味しいです(笑)。
アレンジ・リメイク
アレンジ・リメイクとしてはチャーハンの具材にしたり、炊き込みご飯にすると火の通ったぽろぽろとした数の子と、スルメイカと昆布からの旨味が出てまた美味。
おつまみならマヨネーズ和えにするのもおすすめ。わさびマヨやからしマヨなどの工夫を凝らしても美味しいです。
火を使わず簡単にアレンジして1品作るなら、細切りにした大根と揉み込むと写真のような簡単な副菜になります!
とろみのなかにコリポリと食感の良い大根が、だしにつかって浅漬けのようになっていて、もともと松前漬けに大根が使用されることもあり相性バツグンです。ぜひ作ってみてください!
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