フグは職人の手で!「フグ毒」の話

フグ毒 とと

フグ毒について

フグの身体に含まれるテトロドトキシンのことを、一般的に「フグ毒」と呼びます。

テトロドトキシンは海洋細菌によって生成されるものであり、食物連鎖を介してフグの身体の中に溜まっていきます。

ちなみに、フグ毒には「フグ自身の身を守る」という役割があると見られてきましたが、近年になって、免疫向上やストレスケアの役目もあると判明しました。また、フェロモンのような効果もあると言われています。

フグにも色々な種類がありますが、大半の種の血液、皮膚、内臓にテトロドトキシンが含有されています。また、筋肉中にテトロドトキシンが存在する種もあります。

フグの種類、個体、身体の場所によって、毒の有無や強さが異なります。

また、地域や季節的変動によっても差が生じます。

そのため、フグの取り扱いについて色々なルールが設定されています。

ちなみに2021年の時点で、食用として認められているフグ科魚類は以下の18種類です。

トラフグ、マフグ、クサフグ、ゴマフグ、シマフグ、カラスフグ、シロサバフグ、クロサバフグ、サンサイフグ、ヨリトフグ、カナフグ、メフグ、アカメフグ、コモンフグ、ヒガンフグ、ショウサイフグ。

そして同じく2021年において、食用認定されているハリセンボン科魚類は5種あります。

ハコフグ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、ハリセンボン、イシガキフグ。

また、フグ科魚類やハリセンボン科魚類に関する細かなルールが変更される場合もあります。ただ、もちろん一般人が扱える魚類ではありませんから、私たち「食べる側」が気にすることは基本的にありません。

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