ととナビ「みる」の視点からお送りする水族館巡り。
今回はしながわ水族館に行ってきましたのでレポートしたいと思います!
1階:海面フロア
しながわ水族館は大森海岸駅から徒歩約8分、しながわ区民公園内にある水族館です。
1階は海面フロアとなっており、入り口から進むにつれ「東京湾に注ぐ川」「東京湾の干潟と荒磯」「品川と海」「群れを作る魚たち」…とどんどん海の方へ出ていくという構成になっています。
入ってすぐの「東京湾に注ぐ川」は中央に巨木があり、珍しく自然光が採光されていて、すごくゆったりとした雰囲気ではやくも癒やされます…!
ちなみに2021年1月現在、新型コロナウイルス感染症対策として館内はマスク着用必須となっています。その他、一部イベントの中止や人数制限等ございますので、詳しくは公式サイトをご確認ください。
区民公園内にあるということもあり、伺わせて頂いた平日昼間はお子さん連れが多かったです。
ベビーカーを押して進みやすい通路・エレベーターに、イルカ・アシカスタジアムの側にはベビーカーを置けるようなスペースがあったりお子さん連れに優しい施設になっています。
水槽には楽しみながら学べる仕組みもたっぷりあって、かつ子供の視点でも魚が見やすくなっていたり工夫が感じられます。
全体を通して思ったのは、生き物がとっても見やすいこと!
水槽もきれいで、レイアウトも生き物が奥まって全然見えないこともなく、全体的に解像度が高いというか鱗の質感までありありと観察することが出来ます。
距離の近いイルカショー
1日3回行われるイルカショー。
しながわ水族館のスタジアムは決して大きいわけではないですが、言い換えればイルカとの距離が近くてダイナミック。近くで飛んだときは視界いっぱいにイルカが見れて大迫力です!
ちなみに土日祝にはイルカショーの他にアシカショーも同スタジアムで行われます。
ペンギンも至近距離で
スタジアムの側にはペンギンランド。マゼランペンギンが展示されていて、こちらも水槽の目の前でぷかぷか浮かぶペンギンが本当に至近距離で観られます。
水槽の目の前まで行けてもなかなか来てくれないところも多いですが、慣れているのか間近に来てくれて、羽毛の1本1本だったり羽毛が鱗のようになっているんだな~とか分かったり。
屋外ということもあり自然光ですごく見やすいですし、上がオープンになっているので潮の香りもして臨場感もあります。
トンネル水槽のアザラシ館
ペンギンランドから離れのアザラシ館へ。
屋外で上からたまに浮上してくるアザラシをのんびり眺めるも良し、そして下に降りると…。
日本初のアザラシのトンネル水槽!
頭上から足の下までぐるっと水槽になっていて、上から下からすいすいとアザラシが自分の周りを泳いでいくのはなんとも幻想的。
自分も海の中に潜ったようで、ずっと居られる空間です!
地下1階:海底フロア
全長22mのトンネル水槽
地下1階は海底フロア。階段を降りるとトンネル水槽があります。
しながわ水族館のトンネル水槽のポイントは全長22mもあり通路が曲がっているので、入口から出口が見えないところ。天井に広がる水槽で海底にいるかのような気分を味わえます。
それとカメら君の海中散歩といって、カメ型のカメラロボットを操作して水中の様子を魚目線で見られたり。
ちなみに撮影に伺った2021年1月現在、トンネル水槽は展示生物が少ない状態になっております。展示生物減少状態の写真ですのでご留意ください。
クラゲたちの世界
トンネル水槽・深海や冷たい海の水槽を抜けるとクラゲのゾーン。
LEDに照らされた、それぞれ特徴的な水槽で漂うクラゲを見ることが出来ます。底に敷かれたビー玉も相まって綺麗…。
近年どこの水族館も、それぞれクラゲの展示に独自の工夫が凝らされていて特徴を見比べるのも楽しいですね。
同スペースにある地球を模した水槽。陸の部分の映像が変わっていく現代的な展示です。
近くに触って観察できるふれあい水槽もあります。(2021年1月現在は新型コロナ対策で中止になっています)
定番のサンゴ礁。ちなみにこの水槽や向かいにあるテッポウウオ水槽などで、「しな水いきものト~ク」と題しスタッフさんがいきものを紹介するイベントも開催されています。
イルカショーと同じようにスケジュールが貼り出されていて、よりいきもののことを知れていいですね。
珍しい魚たち
さらに進むと、珍しい魚たちがずらりと並ぶエリア。
タツノオトシゴの仲間達やリーフフィッシュなどなど、あまり見れない生き物をきれいな水槽で鮮明に見られるのでテンションが上ります…!
中々見られないデンキウナギとデンキナマズの両方が展示されていたり。
イルカの窓
イルカショーが行われていたスタジアムを地下1階からのぞくことが出来ます。
中々来てくれないじれったさもあったりするのですが、待っているとほんとに目の前を横切ってくれます!
よく見るとこんな目をしてたの…(笑)。
シャークホール
出口付近には巨大な水槽に巨大なサメが泳ぐシャークホール。
この間近さでこのサイズのサメを見ることがないので、めちゃくちゃ迫力があります!
歯の生えている様子や鮫肌のゴツゴツ感まで鮮明に見ることが出来て、魅力的なスポットの1つです。
特別展:ここが#きゅんです!深海生物
2020年12月2日~2021年2月28日まで、特別展として「ここが#きゅんです! 深海生物」が開催されていました。
深海生物がスタッフさんによるきゅんポイントとともに展示されていて、特徴的な照明に照らされた深海の生き物とその豆知識を見ることができます。
流行りも取り入れつつコンセプトのある特別展で、何回行っても楽しめそうです!
レストランで休憩も
本館から出るとレストラン・ショップも併設されています。
一度退場する必要がありますが、入館券の半券を提示すると当日中は何回でも再入場が可能です。
こちらは期間限定の「辛海(しんかい)カレー」。
写真映えもしますし、なんとオオグソクムシの粉末が入っているとのこと…。さっき特別展「ここが#きゅんです! 深海生物」で見たオオグソクムシがこんなところに…(笑)。
食べてみるとオオグソクムシの味が…するはずもなく(というよりどういう味が知らない)、とっても美味しいスパイシーなカレーでした!
まとめ
ということでしながわ水族館のレポートでした!
2時間ほどあればゆっくりまわることが出来ると思います。
しながわ区民公園内にあることもあってお子様連れが多く、親しみやすさの中にいろいろな工夫もありめちゃくちゃ観察しやすい水族館でした。
興味が惹かれるようなフックも多数あり、アザラシ館やトンネル水槽では臨場感たっぷり、ペンギンや巨大なサメは至近距離で観察できイルカショーも距離が近くとっても楽しめます。
ぜひ行ってみてください!
基本情報
ホームページ
https://www.aquarium.gr.jp
入園料
大人(高校生以上) 1,350円、小・中学生 600円、幼児(4歳以上) 300円、シルバー(65歳以上) 1,200円
アクセス
京浜急行 大森海岸駅 徒歩約8分、JR京浜東北線 大森駅 徒歩約15分
※2021年1月時点の展示内容であり、今後催事などにより展示内容が変更になる場合がございます。
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