南日本(琉球列島以外)~東シナ海、オーストラリアの北西、フィリピン、ベトナム、南シナ海などに生息しています。
水深40~250メートルほどの砂泥底で暮らしています。
身体の背面側は薄い紅色であり、腹部側にいくにつれてさらに薄くなっていきます。
体側には黄色いタテ線が6~8本程度ついています。
また、側線の先端には朱色の斑紋がついています。
深い切れ込みがある尾びれが特徴的。
また、この尾びれの上半分の先端の軟条は糸のように伸びています。
4~8月頃が産卵期。
南にいるイトヨリダイほど早く産卵します。
小魚、ゴカイ類、甲殻類(カニ、エビなど)を食べます。
3年で30センチ、5年で40センチを超えます。
そして最終的な全長は60センチほどとなります。
漁獲方法のメインは釣、はえ縄、底引き網などです。
イトヨリダイの美味しい食べ方
イトヨリダイの旬は冬です。
冬のイトヨリダイはとても美味しく、関西では特に愛されています。
柔らかい白身魚でクセが少なく、照り焼きなどの焼き物、汁物の具、煮物、刺身などの調理方法が人気です。
加工品としては味噌漬けなどがメジャー。
また、グラタンやブイヤベースなどの洋風料理でも重宝されています。
ソコイトヨリの特徴
房総半島~南シナ海、オーストラリアの北部、アンダマン海、インドネシア、フィリピンなどに生息しています。
水深150~250メートルの泥底で暮らしています。
最終的な全長は30センチほど。
見た目がかなりイトヨリダイに似ています。
ですが、イトヨリダイに比べると腹面の色が鮮やかであり、ほとんど黒っぽくないので簡単に見分けることができます。
また、イトヨリダイは尾びれの上半分の先端の軟条が糸のように伸びていますが、ソコイトヨリはそれほど伸びていません(ただし多少は伸びています)。
それからイトヨリダイは体側に黄色いタテ線が6~8本ついていますが、ソコイトヨリには3本ほどしかついていません。
ちなみにソコイトヨリの調理方法・人気料理などは、イトヨリダイなどとほとんど一緒です。
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