いつものサンドイッチもパンや具材をちょっと工夫すれば、「ダイエット」「集中力アップ」「冷え性改善」など…あなたのプチ不調をサポートしてくれるコンディショニングめしに大変身します。
ととサンドの基本デザイン
ととサンドは、以下の4つの要素だけから成る至ってシンプルなサンドイッチです。
今月のととサンド
ゆるゆる〜〜っと過ごす春!魚(とと)サンド
長い冬を超え、活動の春が訪れました。この時期は体だけでなく心もアクティブになり、意識していないと怒りやすくイライラしてしまいがちです。さらにこの時期ならではの新環境がストレスを助長させます。
この春は、草木がのびのび育つように、ゆったりした服装と言動を心がけて過ごしてみませんか?
今月のととサンドでは、筋肉をゆるめてくれるマグネシウムをしっかりチャージします。
材料と手順
① パン:ねこねこ食パン
→話題のねこねこ食パンです。
国産小麦と100%ミルクで作った本格食パンはミルキーでしっとりもっちりな口あたり。かわいいねこちゃんのビジュアルだけではなく、実は本格派のリッチ食パンであることが人気の理由かもしれません。
② 魚:しらす干し
→カルシウムやマグネシウムの他、ビタミンDやタンパク質も豊富に含まれます。
checkしらすとはイワシ(カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシ)やイカナゴ、ウナギ、ニシンなどの稚魚のことです。生しらすは足が速い為、水揚げされた当日にしか食べる事ができません。これを茹でたものが釜揚げしらす、さらに天日干ししたものがしらす干しです。
③ 野菜:あおさ海苔
→マグネシウムやカルシウム、食物繊維を豊富に含みます。
青のりとあおさ海苔はどちらも緑色の海藻ですが、青のりは糸状であるのに対し、あおさ海苔は葉のような形状をしています。青のりはあおさ海苔よりも香りが高く、高級品とされています。普段使いにリーズナブルなあおさ海苔を常備し、マグネシウム補給に活用しましょう。
④⑤ その他、ソース:とろけるチーズ
→しらす干しもあおさ海苔も、チーズも塩味がしっかり感じられる食材ですのでソースはいりません。
コンディショニングメモ
カルシウムとマグネシウムはブラザーイオンと呼ばれています。
例えばカルシウムが筋肉を収縮させるのに対し、マグネシウムは筋肉をゆるめる…というように、お互いが拮抗してバランスをとっています。
海に囲まれた島国である日本はもともとマグネシウム不足を心配する必要はありませんでした。マグネシウムは海水(海藻や塩)や玄米、豆類などに多く含まれており、普段食べているものから自然と摂れていたからです。
ところが現代人は穀類や塩を精製することでマグネシウムが多く含まれる部分を取り除き、白米やパン、麺などを主食とし、真っ白な食卓塩を使うようになりました。さらには過剰なストレスやアルコールの飲み過ぎがマグネシウム不足を後押ししています。
運動中のマグネシウム不足といえば「足のつり」です。これは、運動によってマグネシウムが失われ、筋肉を痙攣させてしまうものです。
スポーツ栄養では、日頃からマグネシウムが不足しないような食事を心がけるとともに、運動中であれば足がつる前にマグネシウムを補給することで筋肉をゆるめてあげます。
この他、マグネシウムは骨の健康維持や筋肉合成、疲労回復、血圧の調整や神経伝達など…私たちの体を整えるのにはなくてはならない栄養素です。
原点回帰によって改めてマグネシウムと向き合い、食事を「おいしいコンディショニング」の時間に変えましょう!
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