甘くておいしいいちごは、たくさん食べたくても買うと高いのでなかなか手が出ないという人も多いのではないでしょうか。
そんないちごを自宅で栽培できるのであれば、ぜひ挑戦してみたいものです。
今回はいちごを我が家の家庭菜園で栽培してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
いちごの特徴
さまざまな品種のある人気の果物・いちごは、checkバラ科オランダイチゴ属の植物です。
クリスマスケーキなどでよく見かけるので冬が食べごろと思っている人もいますが、いちごの旬は本来5月から6月ごろになります。
そんないちごは、種にしか見えない小さい粒粒が実という、変わった植物です。
イチゴは多年草なので、うまく育てると新しい株を購入することなく毎年美味しい実を食べることができます。
まずは育てる種類を選ぼう
いちごにはいくつもの種類があり、苗だけでもたくさんあります。
いちごの種類を大きく分けると、年に1度旬の時期に収穫できる一季なりいちごと、四季を通して収穫が可能な四季なりいちごの2つに分けられます。
そのほか味や大きさなどにも品種ごとに違いがあるので、好みの品種を選ぶようにしましょう。
いちごの育て方
いちごの育て方は、そこまで難しいものではありません。コツを知り管理を怠らなければ、旬の時期には美味しいいちごを食べることができるでしょう。
ここではいちごの育て方のコツや管理方法を解説していきます。
用土づくり
いちごを育てるためには、予定の土地にcheck植え付けの2週間以上前には苦土石灰をまいてなじませておく必要があります。
いちごは酸性の土ではうまく育たないため、忘れずに苦土石灰を混ぜておいてください。
また植える一週間前になったら堆肥や化成肥料など、イチゴ栽培に必要な肥料をまいて、よく混ぜておいてください。
この時畝を作ってマルチを敷いてしまうのも、いいでしょう。
いちごはマルチではなく藁を敷くこともあります。土のままでも問題はないですが、傷つきやすいので実が傷つかないように工夫してみてください。傷がついたところから腐ってくるので、注意が必要です。
植え付けのコツ
いちごは深く植えても浅く植えてもいけません、check葉の付け根であるクラウンと呼ばれる部分が、地上に出るくらいの深さがちょうどいいです。クラウンは必ず土の上に出しておきましょう。
水やりは?
いちごは乾燥には弱いため、毎日しっかりと水をやる必要があります。
とはいえ地植えする場合には、よほど晴天が続かない限りはそこまで水やりの必要はありません。
水やりをするときには、できるだけ根元に水をあげるようにしましょう。とくに実がついている間は、実に水が当たらないように注意しましょう。
越冬の準備が大切
いちごは冬を越さなくてはなりません。植え付け時期は10月ごろなので、冬を越さなくては美味しい実を食べることできないからです。
そのため、必要になってくるのが越冬の準備です。冬が来る前に寒さ防止のために藁や不織布などを敷き、株を守るようにしてください。
また、ランナーが早すぎるとよくないため早く出てきたランナーは切り取るようにしましょう。
いちごはランナーと呼ばれる蔓のようなものを伸ばし、子株を増やしていきます。そのためすべてを切ってしまっては意味がありません。ある程度は残すようにして、早すぎるランナーだけを切り取るようにしてください。
寒さ対策はほどほどに
いちごはもともと耐寒性があるので、マイナス5度くらいまでであれば特に問題はありません。
逆にあまりぬくぬくしてしまうと、冬だと認識できなくて春に花を咲かせることができなくなってしまいます。そのため寒さ対策も過保護にはせず、ほどほどにしておきましょう。
ただし、いちごの株は直接雪や霜の下敷きになると傷んでしまいます。そのため、雪や霜には十分注意しましょう。
無事に越冬ができたら、check冬の間に傷んだ葉などを取り除きましょう。また害虫や病気対策のためにも、風通しを良くしておくことが大切です。
多すぎる葉や重なっていて奥まで光や風が通らない場合は、不要な部分を切り取りましょう。
いちごはプランターや鉢植えでも育てやすい
いちごは、地植えだけではなく鉢植えやプランターでも作りやすい野菜です。
特に小さな粒のものであればつるした鉢植えにして、インテリアとしても楽しめます。さまざまな育て方が楽しめるので、地植えとプランターでは種類を変えて植えてみるのもおすすめです。
防虫ネットは必須
鳥や害虫からいちごを守るために、防虫ネットを張っておくといいでしょう。
特に鳥などは熟す直前の実を上手くとって、食べてしまいます。そうならないためにも、ネットは必須といえるでしょう。
まとめ
いちごは栄養があり、甘くて素晴らしい野菜です。
寒さにも強く、そんないちごは家庭菜園でも簡単に作ることができます。
いちごが食べたいけど高くてなかなか買うことはできない、という人はぜひ、家の余っているスペースを有効活用して美味しいいちごを育ててみてください。
コメント