【家庭菜園の知識】連作障害について考える

連作障害 ととじゃないけど

連作障害というものをご存じでしょうか。

初心者が家庭菜園を始める時に、気を付けなくてはならないことの一つです。

ついつい同じ場所に同じ野菜を続けて植えてしまって連作障害を起こしてしまった、は初心者にありがちなミスです。

かくいう私も、大豆で連作障害に陥りました。連作障害を起こさないように、植える場所には十分注意しましょう。

連作障害とは

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そもそも、連作障害とは同じ場所で同じ野菜を育てようとすることで起こる現象のことで、うまく育たない、病気鳴りやすい、実がならないこともあります。

そのため、スペースにあまり余裕がない家庭菜園であってもNG2年連続や3年連続で同じ場所に同じ野菜を植えるのは、よくありません。

違う野菜でも連作障害は起こる

違う種類の野菜でも、簡単に連作障害は起こります。特に家庭菜園初心者は、一回成功した方法を同じ場所で翌年に試しがちです。

我が家も、ついつい2年連続で大豆を同じ区画で育ててしまい、翌年に全く実が入らなくてどうしたのだろうと思ったのが、連作障害を知るきっかけでした。

また違う野菜を植えても連作障害が引き起こされます。その理由を、きちんと知っておくことが重要です。理由を知らずに何となく避けていると、同じ過ちが繰り返されるでしょう。

例えば、なすを植えた後にトマトを植えても連作障害が起こります、なぜならどちらも同じナス科だからです。

またピーマンやジャガイモも同じナス科であるため、見た目は共通点がないようでも注意が必要になります。

ワンポイント!

土の中のバランスを崩さなければ、連作障害にはなりません。プロの農家であれば、肥料や土中成分の調整で同じ場所で何年も同じ野菜を育てるところもあるようです。

連作障害が起こると病気になりやすい

病気になりやすいのが、一番の問題だといえるでしょう。なぜ病気鳴りやすいのかといえば、土中の成分が偏りすぎてウィルスなどの病原菌が増えてしまうからです。

野菜によって年数が違う

野菜によって、連作障害の度合いは違ってきます。

例えば、アブラナ科などは翌年には植えることができるでしょう。ナス科は3~4年程度待つのがおすすめです。

豆類は3年程度ですが、小豆などで中には6年~7年程度同じ畑に植えないような種類もあります。

連作障害を起こしやすい野菜

連作障害は、すべての野菜に同じように起こるというわけではありません。

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例えばナスやピーマンなどのナス科、キュウリやカボチャなどのウリ科、大豆や小豆などのマメ科、キャベツや白菜、ブロッコリーなどのアブラナ科といった野菜は連作障害が起こりやすいです。

これらの野菜は毎年場所を変えて植えましょう。次の年は何も植えないかほかの野菜を植えるのが望ましいです。

連作障害を起こしにくい野菜

その一方で連作障害が起こりにくい野菜もあり、例えばネギなどは何度も同じ畑で収穫しているのを見たことはないでしょうか。

ねぎは連作障害を起こしにくく、土壌の栄養や肥料などに気を付けていれば、続けて植えることができます。

そのほかにも、ニンジンやサツマイモなどは連作障害を起こしにくい野菜です。

雑草やコンパニオンプランツを利用しよう

基本的に連作障害を起こさないためには、check畑を区切ってさまざまな野菜をローテーションしながら育てるのが理想です。

しかし畑の広さ的にそれは無理、という人もいるでしょう。そんな時には雑草をはやすのもいいし、コンパニオンプランツを活用する方法もあります。

雑草を利用する

雑草をあえて取らずに残しておくことで、畑の作物に多様性を持たせることができます。

それにより、土の中から特定の栄養だけ抜き取られるということがなくなり、バランスを崩すことなく野菜を育てることができるでしょう。

注意点!

雑草をあえて残す場合は、害虫に気を付けましょう。雑草があると、虫もよってきやすいので、防虫を忘れずにしておきましょう。

コンパニオンプランツを活用

野菜と野菜の間に別の野菜を植えるコンパニオンプランツを活用することでも、畑に多様性を持たせることができます。

我が家でもコンパニオンプランツは利用していますが、実は特に調べもせずに何となく虫よけになりそうな野菜を植えています。

とはいえ、野菜の相性もあるので、コンパニオンプランツを植えるなら本来愛称を調べてからにした方がいいです。

特に乾燥を好む野菜と過湿を好む野菜は、一緒に植えないように気を付けましょう。

畑を休ませよう

時には野菜作りを一年休止するなどして、畑を休ませることも大切です。

雑草が生えてもそのままにしておき、土の中のバランスをうまく保つようにしましょう。

また、土づくりをうまくすることで、バランスを取り戻すのを早めることもできるでしょう。checkミネラル分が多く、栄養バランスの取れた土づくりを目指しましょう。

まとめ

連作障害は、家庭菜園の初心者が陥りやすいものです。

植えた野菜の成長が悪い、なかなか目が出ない、植えてもすぐに枯れてしまうなどあれば、前年に何を植えていたのかを思い出してみてください。

また、すぐ前の年には植えていなくても、その前の年に同じ科の野菜を植えている可能性もあります。

野菜は連作障害を起こすものと思って、植える時には十分に注意してください。

ちょっとしたことに気を付けるだけで、毎年美味しくて栄養豊富な野菜を新鮮なうちに食べることができるでしょう。

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