「魚籠~とある魚屋からの脱出~」開発後記 Part.1

スマホゲーム ととや日記

【序文】

当記事をご覧くださりありがとうございます、脱出ゲーム「魚籠~とある魚屋からの脱出~」
開発全般を担当させていただきました羽稲まをと申します。

本日12/〇〇(リリース日)より、ととラボ様よりiOS/Android用アプリ・脱出ゲーム「魚籠~とある魚屋からの脱出~」が無事リリースされました!!


両プラットフォームともに無料でプレイが可能となっていますので、是非ダウンロードして遊んでみてくださいね!!

「魚籠~とある魚屋からの脱出~」について

さて、開発後記の本編に入る前にこちらのゲーム「魚籠~とある魚屋からの脱出~」がどのようなゲームなのかについて少しご説明したいと思います。

とある休日に釣りに出掛けた主人公の青年。釣り糸を垂らして数時間…待てど暮らせど竿に引きはなく、そろそろ帰ろうかと思い始めたその時、ふいに訪れた大きな当たりに驚いた主人公は足を滑らせ釣り竿ごと海に引き込まれてしまう…。

次に彼が目を覚ますとそこにさっきまでの景色はなく、何もない謎の空間と見知らぬ少女がひとり主人公を心配そうに見つめていた。

そんなこんなで見知らぬ部屋に閉じ込められてしまった主人公と少女が協力して脱出を目指す、ADV風脱出ゲームとなっています。

そんな本作、脱出ゲーム「魚籠~とある魚屋からの脱出~」の制作時のお話を

・ゲーム制作のお話をいただいた経緯
・ととラボさんへのブログ寄稿について
・”魚”という題材をどうゲームに落とし込むか
・なぜ”魚”というテーマに”脱出ゲーム”を選んだのか
・企画書、仕様書作成 そしてプレゼンへ…
・制作の工程について
・制作で楽しかったこと
・今回の制作を経て学んだこと、今後の制作でやりたいこと

の8つの項目を計4回の記事に分けて、小話を挟みつつしていきたいと思います。


随分と長くなってはしまいますが、何卒お付き合いいただけますと幸いです!

【ゲーム制作のお話をいただいた経緯】

まず初めの項目ではゲーム制作のお話をいただいた経緯についてお話したいと思います。


きっかけは10年来の親友が地元を離れ名古屋で仕事を始めたということで、引っ越し祝いに伺う際に「よかったらうちの上司と話してみないか」というお誘いからでした。


二年ほど前、私は就職活動準備のためにWEBデザインの資格を取るべく勉強をしていたのですが、
とある年の瀬の雨の降る早朝、夜勤終わりの帰り際信号のない横断歩道を歩いて渡っている途中に
“時速70キロの車にノーブレーキで轢かれてしまう”というそこそこ命にかかわるレベルの交通事故に
あってしまいました。


しかも試験の前日に…

幸い命に別状はなく、骨の一つも折れていないというお医者さんにもドン引きされる奇跡的な損傷状態
ではあったのですが、それでも体にはビルの約6階から飛び降りた時と同じ衝撃を受けているわけで、
約3か月の治療とリハビリが私を待っていました。


その後、何とか傷もほぼ完治し無事に資格も取ることができ、いざ就活を始めようとした私を待ち構えていたのがそう“流行りのあのウイルス”です。


目をつけていた会社が軒並み求人を取り下げ、あまりの自分の運の悪さに嘆いていた時、とあるチャン
が訪れました。それが冒頭でお話ししたお誘いでした。


経緯としては、私の一連の話を親友が上司さんに話してくれており、上司さんが気を遣って下さって
サプライズでご友人の“AKI WEB DESIGN”の社長さんとお話しする機会を設けてくださりました。


ここにきて急に舞い込んできた一世一代のチャンス!!


…ですが、羽稲はやらかしました。


持参していたノートPCにWEBデザイン関連のポートフォリオを入れ忘れたのです。


そしてノートPCに入っていたのは専門学校時代に制作したゲームのファイルのみ、羽稲は悩みました。


WEBデザイナー志望のやつがウェブデザイン会社の社長さんにゲームをプレゼンするのか…?


でもいくら嘆こうと今ある資料はこの数点のゲームのみ。


意を決してお二人に制作したゲームをプレイしながらプレゼンしたところ、意外と良い反応をいただく
事ができ、なんとかその場は悪くない雰囲気で終えることができました。


やはり人間時には勢いと思い切りも大事ですね(笑)


そして名古屋での滞在を終え、地元へ帰えり一人反省会などをしているとなんと後日、社長さんから
「知り合いの魚屋さんがゲーム制作に興味があるみたいなので、よかったら今度お話しませんか?」
とご連絡をいただき、羽稲は喜びと驚きで手が震えながらも二つ返事で了承しました。


こうした紆余曲折ありすぎる経緯を経て行われたお食事会の場にて、ととらぼさんからの今回のゲーム
リリースが決定しました!

【ととラボさんへのブログ寄稿について】

次の項目では、ととラボさんへのブログ寄稿について私の見解等を少しお話させていただきます。


実は先ほどお話ししたお食事会の場で、ゲーム制作と共にこちらの”ととラボ”さんでのブログ掲載の
お話もいただいていました。


その際に記事の方も色々と拝見させていただき、様々なお魚についての面白い記事を見ている中で
「ここに私なんかの記事を載せていただいていいのだろうか…?」とか、「私なんてゲームとか、
デザイン系の偏った知識しかないぞ、いったい何を書けばいいんだ!?」というネガティブ100%
の思考回路をしつつオロオロしていたのですが、逆にととラボの編集者さんの方から「ゲーム制作に
ちなんだ記事を書いてほしい」
とまるで私の心の声が聞こえていたかのような提案をしてくださり、
「それなら私でも何とかなるかもしれない!!」と思い、今回こちらの“ゲーム開発後記”という形での
ブログ寄稿をさせていただくことになりました。


本来のととラボの記事とは随分と毛色の違う内容の記事になってしまうとは思いますが、”ととラボ”
の新しい試みの一環として生暖かく見守っていただけますと幸いです!

【次回予告】

いかがでしたでしょうか?今回は不肖ながら、ご挨拶とゲーム制作決定までのお話を2項目ほど
お話させていただきました!


次回は今作「魚籠~とある魚屋からの脱出~」がなぜ”脱出ゲーム”というジャンルを起用するに
至ったかについてをまた2つの項目に分けてお話しさせていただきたいと思います!


ここまで読んでくださってありがとうございます、次の記事もぜひ見てくださると大変嬉しいです!ではまた次回お会いしましょう~!

profile 羽稲 まを (はいね まを) 

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フリーゲームデザイナー

専門学校時代、ゲームデザイナーを志すも周りに絵を描ける人材がいなかったため
独学でイラストを勉強、絵も描けるゲームデザイナーとして重宝された。


道半ばで「自分、デザイン関連の方が向いてるのでは?」と、ウェブデザイナーを志し
またも独学で「ウェブデザイン技能士」を会得するも、大事故に遭い九死に一生を得る。


現在はフリーゲームデザイナーとして活動中、お仕事ください!!

Twitter:hainemawo400

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